【未来につながるコスメの話】第一弾。不要コスメ回収!/ 編集部体験記
1軍から外れたコスメや、棚の奥に眠るお気に入りたち。最終的に行き着く先は…ゴミ?愛するコスメの行き先は、自分たちで決めましょう。不要コスメ回収もそのひとつ。コスメの未来と私たちができることについて、LIPSと一緒に考えていきませんか?(※LIPSユーザーを対象にアンケート。集計期間:2023年1月17日(火)~1月23日(月) n=100)
プロローグ:愛するコスメの行きつく先は?
【新作コスメ!】【トレンドメイク♪】
今日もLIPSやSNSに溢れる、魅力的なコスメ情報。あれも欲しい、これも予約しないと…なんて、思っているうちにふと気づく。
「そういえば、最近あのコスメ、全然使ってないかも。」
ゴミとして捨てるのは、もったいないし…。
かわいい自分に近づきたい。キラキラしたアイテムは見ているだけで幸せ。そんなポジティブなエネルギーを後押ししてくれるコスメたち。
だけど、顔や体に使用するものには"消費期限"があるものも。どんなに大切に保管していても、いつかは必ずお別れのタイミングがやって来るのです。
Q 使用していない、もしくは使用期限が過ぎたコスメはありますか?
LIPSユーザー100人にアンケートを実施。「再生コスメ」についての意識調査を行いました。
「使用していない、もしくは使用期限が過ぎたコスメはありますか?」という質問に「ない」と答えたのは、100人中わずか4人のみ。なんと9割以上の人が【使っていない / 使用期限が切れたコスメを持っている】という結果でした。
さらにその処分方法について聞いてみると、約4割の人が【そのままゴミとして捨てている】と回答。【分解/分別までしてゴミとして捨てている】と答えた人も合わせると、約3/4の人が不要コスメをゴミ箱に…。
一方で9割のユーザーがコスメの再生に興味あり。
Q コスメを再生する取り組みについて興味がありますか?
しかしその一方で「コスメを再生する取り組みについて興味がありますか?」という質問から、ほとんどの人が【興味を持っている】こともわかりました。
さらに掘り下げて「実際に自分が行なっているコスメの再生活動」について聞いてみると…
このように、購入時にサステナブルや環境に配慮したアイテムを選ぶことを意識する声がいくつか集まりました。
また、意外と多く寄せられたのがこちら。
なるほど、ネイルやアクセサリーにキャンドルまで。色々な再生活動がありますね。
ほかにも、こんな声も。
「化粧水などで顔に使うにはあまり好きではないなと感じたものはボディケアに回したり、SABONのガラス容器はお花をいれて飾ったりしています。」
「使い切れなそうなものは友達や家族にあげるようにしています。」
まずは不要なコスメを減らすことが大切。みなさん様々な工夫をしながら、有効活用しているみたい。
編集部が「COSME no IPPO」で、コスメ回収してみました。
LIPSユーザーも興味津々の、不要コスメの再生。とはいえ、最初の一歩がなかなか踏み出せていない人も多くみられました。そこで、実際に編集部の私物コスメを持ち寄って、コスメ回収にチャレンジ。
今回お願いしたのは「COSME no IPPO」さん。役目を終えたカラーコスメを回収して、エシカルなクレヨンへとアップサイクル。唯一無二のカラーを持った美しいクレヨン、その名も「ハロヨン」として生まれ変わらせる活動を続けています。
回収できるコスメの分け方
回収できるコスメについて、簡単にいうと「固形はOK、液体はNG」でした。アイテムごとの詳細は「COSME no IPPO」さんの公式Instagramに載っていますので、そちらを確認してみてください。
また回収の際、そのまま送っても問題ないとのことですが、今回は分解までやってみることに。
用意した方がいいもの
・紙
(分解の際に下に引く&コスメを包む用。編集部では、荷物の中に入っていた緩衝材の無地の紙を溜めていました。)
・ラップ
(油分が滲むものを包む際に使用します。)
・手袋
(写真は布ですが、ビニールの方が使い勝手は良いです。)
・竹串や爪楊枝
(固形のものをほじる用。先が細いものであれば、なんでも大丈夫です。)
まずは、ざっくりとアイテム別(ファンデーション・アイシャドウ・リップなど)に分け、次にカラー別(暖色・寒色・無地)に分けてから、分解していきました。ラメなどは特に気にせず、同じような色ごとに分けてしまって良いそう。
色分けして分解したあとは、紙やラップに包んで送るだけ。コスメを分解した後の空き容器については、店頭回収ができるブランドもあるのですが、長くなってしまうので第二弾でまとめてみます。
実際にコスメを分解してみて分かったこと。
・今回は紙の上でやってみましたが、大きめの洗えるビニールシートなどを引くと良さそうです。
・油分の多いリップ系は、少し手強いので1番最後にやるのがベスト。一方、しっとりしているアイシャドウ類は、格別にほじりやすかったです。
・意外とコスメをほじるのが楽しくて、無心になれる良い時間でした。
そのまま捨ててしまうのは確かに簡単ですが、すごくもったいないこと。最後まで使いきれなかったコスメは、例えば1年に1回でも断捨離のタイミングでまとめて分解して回収してもらう。そんな風にして、今後もできることから小さなアクションを続けていきたいと思いました。
エピローグ:これからのコスメと自分の関係
今日もタイムラインには、コスメの話がたくさん流れてくる。気になるアイテムも、楽しみにしている新作だってある。
だからこそLIPSでは、コスメの未来と地球のために、これからも自分たちができるアクションを一緒に模索していきたいと考えています。
次回は、不要コスメの空き容器を回収してリサイクルしているブランドについて、まとめてみます。お楽しみに。