現在は抗がん剤治療の副作用により脱毛してしまいましたが、私がまだ青春を謳歌していた学生時代は数多くのシャンプー、コンディショナー、トリートメントが市場に氾濫していて今では当たり前になっているヘアマスクは高級品、洗い流さないトリートメントという代物は無く枝毛用のコーティングムースやツヤだしスプレーといったものでありサイズは持ち運びできる200mlから300mlくらいのものが主流であり、当時はトリートメントローションではなくスタイリング重視の為寝癖直しを兼ねたブローローションといったものやバリバリ固まるミスト、ムース、ジェルが主流でありワックスは90年代後半までは無かった時代でありました。
懐かしのシャンプーの1つであり日本でも再販してほしいシャンプーといえば伝説のヘアケアラインのサンスターVO5。
外資系のコンシューマー向けブランドであり日本ではサンスターから発売。
現在はヘアスプレー専門のブランドになっていますが、昭和末期から2000年代初頭まではヘアケアラインもラインナップされており、1番最高傑作なのが昭和末期から平成初期に発売された枝毛、切れ毛に特化したハイダメージラインの枝毛用シリーズでありました。
このシリーズは、他のシャンプーやコンディショナーと違うところは枝毛や切れ毛などのハイダメージに特化しているところ。当時はサロン専売品は高級品であり中々手に入りにくかった時代。VO5も当時はサロン向けも発売されており一般向けに手に入りやすいようにコンシューマー向けに仕様変更したものがこのシリーズ。
300mlで1000円と当時は高級品でありました。その後たくさん使いたいといった要望に応えて90年代初め頃にポンプタイプも登場。
香りはオリエンタル調のフローラルの香りとさっぱりしたカトレアの香りの二本立て。
後にグリーンラベルのしっとりタイプのモイストラインも登場。こちらはオリエンタル調のフローラルの香り一本。
トリートメント、ムースはストレートヘアとウェーブヘアの特性に合わせて成分が変更されているのも特徴でありました。
ストレートはサラサラに。ウェーブはまとまりやすく広がりを抑える。
その他枝毛用の部分用ジェル、艶出しスプレー、トリートメントジェル、枝毛用シリーズの基盤になったブローローション、リキッドタイプのヘアマスク、トラベル用、リンスインシャンプーも登場。リンスインシャンプーはストレート用、ウェーブ用と分かれていました。
姉妹品はプレトリートメントオイルのホットオイルライン、ベースメイクライン、カラートリートメントでしたが圧倒的に枝毛用が大ヒット。
このシリーズの凄みは現在のノンシリコンでは考えられないほどのバリバリシリコン入りのコーティングでトリートメント類はおろかシャンプーやムースなどにも入っていたほど。
当時は今ではあり得ないオキシドールや食酢でブリーチするのが当たり前の時代であった為当然髪の毛はバリバリになり服装検査で黒染めは白髪染めが当たり前だった時代の為手櫛が通らない程の傷みになりましたが、VO5のシャンプーで洗うとツルツルサラサラに仕上がる為高くても手放せない程でありました。
又、ソバージュ、ストレートパーマは当時のパーマ液はかなり強くて当然枝毛、切れ毛が続出。
ハイダメージの髪もツルツルサラサラに仕上がるくらい凄いシャンプー、コンディショナーでありました。
反対に美容院や理髪店ではコーティング剤のせいでパーマが掛かりにくい、カラーが入らないといったクレームも続出した程であり90年代後半にコーティング剤の量を減らし、値段も安くなりポンプタイプが主流になるものの下火になり2000年代に入ってからは当時のニーズに合わせて仕様変更され香りも変更されるもののサロン向けのシャンプーやノンシリコンといったものに押されてしまい2000年代中期に市場から姿を消し現在はヘアスプレー専門のブランドになっていった正に伝説のヘアケア製品でありました。
VO5のシャンプー、コンディショナーは現在は海外専売品になっており、海外旅行で見つけた時に現地のドラッグストアやスーパーで手に入れるか海外旅行のお土産として手に入れる以外は入手不可。
あとは海外専売品が売られているサイトで購入といった形になります。
現在、海外で発売されているVO5のシャンプー、コンディショナーは当時日本で発売されているものと全く別物となっております。
現在10代から30代前半の方たちのお母様やおばさま、お祖母様の時代のシャンプー、コンディショナーになります。
思い出のヘアケア、再販希望です。
※画像はサンスター公式サイトより抜粋
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