【メイクブラシの洗い方】家にある洗剤や100均アイテムでできる簡単お手入れ方法

そもそも、どうしてメイクブラシを洗う必要があるのでしょうか？　洗わないで放置することでどのようなデメリットが起きるのか、洗うべき理由を見ていきましょう。

メイクブラシを洗わずに使い続けると、ファンデーションやチークなどの粉含みが悪くなります。粉がブラシにのらないと、メイクのりも悪くなり、肌に塗ったときにムラのある仕上がりに！

きれいにメイクを仕上げるためにも、ブラシを清潔に保っておくことが重要です。

メイクブラシを洗わずに使っていると、メイクブラシに付着したファンデーションやチークなどが酸化してしまい、肌に負担を与える原因になります。

また、肌の汚れや汗がブラシについたまま放置すると、雑菌が繁殖してしまうことも。そのブラシを使うと、雑菌を肌に塗ってしまうことになり、肌トラブルにつながりやすくなります。

メイクブラシは、専用の洗剤で洗わないといけない印象が強いかもしれませんが、シャンプーや中性洗剤（食器用洗剤）などでも代用できます！

以下に、メイクブラシを洗うときに活用できる洗剤をまとめました◎

• メイクブラシ専用クリーナー
• 中性洗剤（食器用洗剤）
• シャンプー・トリートメント
• 無水エタノール

メイクブラシは家にあるものでも洗えるので、汚れがついたまま放置せずにササッとお手入れしましょう。

以下の記事では、使うメリットや毛質別の使い方など、メイクブラシについてより詳しい情報をまとめています。あわせてチェックしてみてくださいね！

【保存版】メイクブラシの種類別選び方＆おすすめブラシ10選＆お手入れ方法

メイクブラシは洗いすぎてもブラシの毛が傷んでしまうので、1カ月に1度くらいの頻度で洗うのがおすすめ◎　一見汚れていないように見えても、直接肌に触れるものなので、雑菌が隠れていることが多いです。

隠れた雑菌で肌にダメージを与えないためにも、ブラシの毛が膨らんだり、メイクのノリが悪くなったりしたらメイクブラシを洗いましょう。

洗いすぎるとブラシが傷んでしまいますが、日々のメイク後のお手入れも重要です。わずか2ステップでできるので、片付けついでの習慣にしてみてくださいね。

1. ブラシの先をティッシュにこすりつけ、付着したパウダーを拭き取る
2. ブラシの先がまとまるよう、指先できちんと形を整える

ブラシの先をこすりつけるときは、パウダーが残らないよう角度を変えて行うのがコツ。型崩れしないよう、拭き取ったあとは毛先を揃えるのも大切ですよ。

ここからは、メイクブラシの洗い方を種類別にご紹介します。手持ちのアイテムを確認して、洗い方をチェックしてみてください。

ダイソーなら、メイクブラシを洗うアイテムがわずか2コインほどで手に入ります。メイクブラシクリーナーの洗い方は、以下の通り！

1. 深さのある容器に、メイクブラシクリーナーを半分ほど入れる
2. ブラシの毛の部分のみを入れ、汚れが浮いてくるまでくるくると回す
3. 容器にお湯または水を入れ、ブラシをすすぐ
4. ブラシを立てて乾燥させる

商品によって、洗浄力はさまざま。一度水洗いをしたあとにブラシがまだ汚れているようなら、もう一度容器にメイクブラシクリーナーを入れて洗い直しましょう。

中性洗剤（食器用洗剤）での洗い方をご紹介します。人工毛のメイクブラシを愛用している方は、こちらの方法を参考にしてみてくださいね。

1. 容器（100均OK！）に中性洗剤を少し入れる
2. 中性洗剤にメイクブラシの先をなじませる
3. 容器に水を加え、ブラシを往復させるように洗う
4. 汚れが浮いてきたら、流水でもみ洗いする

中性洗剤の場合、毛を傷めてしまって洗ったあとごわごわになる可能性があるので、洗いすぎには要注意。最後に立てて乾燥させるのは、ブラシクリーナーと変わりません◎

シャンプーとトリートメントを使う洗い方は、以下をチェック！

1. 洗面器にお湯を張る
2. シャンプーを1～2滴たらす
3. ブラシの毛の部分をのみをお湯につけ、振り洗いする
4. しっかりと汚れが取れるまですすぐ
5. 洗面器に再度お湯を張る
6. トリートメントを2滴入れる
7. ブラシの毛のみを入れ、振り洗いをする
8. 筆先を手で絞って軽く水をきる
9. 乾いたタオルで水気をふき取り、自然乾燥させる

シャンプーとトリートメントで洗う方法は、ブラシへのダメージを減らしたいときにぴったり！　乾いたあとのブラシがふんわりとするので、肌当たりもよくなります。

最後に、無水エタノールを使う洗い方を紹介していきます。エタノールが手元にある、かつメイクブラシをより清潔に保ちたい方は、実践してみる価値ありですよ！

1. 無水エタノールを小さな陶器の深皿に入れる
2. 乾いたままのブラシを入れる
3. ブラシをふり洗いする
4. 汚れた液を捨てて取り替える
5. 1〜4の手順を繰り替えす
6. 水気を絞って筆先を立てて乾かす

無水エタノールには消毒効果があり、速乾性も高く、メイクブラシをこまめにお手入れしたい方には◎

ただし、肌への刺激性が高く引火のリスクもあるため、取り扱いには十分注意しましょう。また、天然毛は傷みやすいため、人工毛のメイクブラシを洗う際に使用してください。

メイクブラシを洗う際、毛質によって使用できるものとできないものがあります。正しい使い方をしないとブラシが傷み、すぐに使えなくなってしまうので気を付けましょう。

ナイロンやポリエステルなどの「化学繊維」は、コシが強く洗いやすいのが特徴です。比較的安価で買い換えやすいので、中性洗剤やエタノールなど洗浄力が高めの洗剤を使用してOK！

カラーメイクなどの派手な色のメイクや落ちにくいメイクの際に人工毛のブラシを使い、汚れをしっかりと落とすような使い方がおすすめです。

リスや馬、イタチなどの「動物の毛」でできているメイクブラシは、書道の筆にも使われているほどなめらかでふわふわな肌触り。

肌触りがいい反面、天然毛のブラシはとてもデリケートという特徴があります。洗浄力の高い洗剤や石鹸が合わない場合もあるため、洗浄力がマイルドな洗剤を使うのがおすすめです。高級な筆の場合は、メーカーが専用で出しているクリーナーを使用するのが◎

歯ブラシタイプのメイクブラシは、基本的に普通のブラシと同じように洗って構いません。毛の素材が人工なのか動物なのかは、しっかり見極めて洗いましょう。洗ったあとはタオルで水分を取り、毛先を整えることがとても大切です。

洗い方を把握したら、洗う際の注意点もチェック。メイクブラシにダメージを与えにくくする方法を解説します。

「メイクの汚れを落とすならクレンジングオイル」と思いがちですが、洗浄力が高いので、ブラシ部分の汚れがなかなか落ちない場合のみ使用するようにしましょう。

中性洗剤などで洗ったあと、どうしても落ちない汚れを落とすようにするのがおすすめ。ただし、天然ブラシはとくに傷みやすいため、クレンジングオイルでの洗浄は向いていません。

ファンデーションやチークには油性の成分が配合されているので、基本的には水だけでは落ちません。それどころか、汚れが溜まっている状態に湿気が加わると、大事なメイクブラシが雑菌の温床に。

衛生的に保つには、中性洗剤やメイクブラシクリーナーを使って洗いましょう。

お掃除の際に活躍する重曹ですが、メイクの汚れを落とすには洗浄力が不十分です。メイクブラシを洗うのにはあまり向かないため、避けた方が良いでしょう。

メイクブラシの根元の部分は、接着剤で柄の部分と接合しています。柄の部分まで濡らしてしまうと、接合部分が劣化してしまい、ブラシの毛が抜けてしまう原因に…。

メイクブラシを長く愛用したいなら、毛先の部分のみ洗うようにしてくださいね。

メイクブラシの毛は繊細なので、ドライヤーの強い熱を当てると傷んでしまう可能性があります。また、強風を当てることでブラシが広がってしまうことも。

メイクブラシを洗う際は、乾かし方にも気を配りましょう。

ドライヤーの使用NGとお伝えした通り、メイクブラシは乾かし方も大切です。正しい乾かし方を知って、メイクブラシの持ちをよくしましょう。

おすすめの乾かし方は以下の通り！

1. タオルで毛先の水気をふき取る
2. 毛先を下にして自然乾燥させる

タオルで水気を十分に拭き取ったら、洗濯バサミや専用の台を使って干しましょう。乾かす際に注意してほしいのが、毛先を下にすることです。

立てて乾かすなら上向きでもOKですが、毛先を下に向けたほうが毛がまとまりやすくなります。

メイクブラシの毛と柄を接合している接着剤は、水に弱く溶けやすい場合もあります。長時間水に触れていると、ブラシ本体が傷んでしまうため、素早く乾かしましょう◎

メイクブラシを乾かしたあとは、保管の仕方にも注意しましょう。濡れた状態では毛先が柔らかくなっているため、型崩れしないように立てておくのが一番。そのままポーチやケースに入れてしまうと、ほかのメイク用品に当たって毛先が乱れるおそれがあります。

メイクブラシを立てて保管する場所がない…という方は、以下を参考にしてみてください♪

メイクブラシ収納術＆収納アイテム紹介！持ち歩き用や立てる収納など

次に、おすすめのメイクブラシクリーナーをご紹介。100均で買えるプチプラからお伝えしていくので、専用クリーナーを使ったことがない初心者の方は、洗う前にまずは以下をチェックしてみてください。

DAISO（ダイソー）のメイクブラシクリーナーは、110円（税込）で買えるので気軽に試せます。甘いりんごのような香りがするので、ツンとしたきつい臭いが苦手な方にもおすすめ。比較的しっかりと洗浄できるので、天然毛よりも人工毛のほうが相性が良いでしょう。

ブラシだけでなく、パフの洗浄にも使えるのが便利！　やさしい肌当たりもメリットで、メイクツールをまとめてお手入れしたい方は、1本持っておくと役立ちますよ。同じくダイソーから販売されている、ブラシ洗浄用の「メイクブラシクリーナー」との併用も◎

セリア（Seria）の「ドライメイクブラシクリーナー」は、その名の通り水なしでメイクブラシをキレイにできる画期的なアイテム。使い方はとっても簡単で、パウダーがついたブラシの先をすべらせるだけ！

パウダーを拭う部分のスポンジは黒で、汚れの落ち具合がしっかり確認できます。絶妙な凹凸加減で、ラメ入りのパウダーもすっきりオフ。スポンジは洗って繰り返し使えるうえ、110円（税込）でコスパも良好です♪

セリアからはSNSで一時期話題になった「ブラシクリーナースタンド」も出ているので、保管用にあわせて購入してみるのも◎

メイクブラシが乾くのを待てない！という方に朗報なのが、コージー（KOJI）の「速乾ブラシクリーナー」。速乾性があるので、お手入れ後すぐメイクに使えます。

スプレータイプで、そもそも水洗い不要なところがメリット。ティッシュに3～4回吹きかけたら、ブラシの先を拭うように汚れを落とします。パウダーやラメだけでなく、リキッドを落とせるのも◎

抗菌成分の天然精油レモンセントティーツリーオイルを配合しているところもポイントです。

続いて、デパコスのおすすめを紹介していきます。メイクブラシのお手入れ上級者は、大手ブランドから出ているクリーナーにも注目してみてはいかがでしょうか？

博雲堂の「熊野筆リセッター」は、毛質がふわふわになるとLIPS内でも高評価を獲得する一品。熊野筆専用のクリーナーですが、メイクブラシ全般に使用できます。

一般的な透明のクリーナーとは違って、乳白色なのが特徴。拭き取ったりこすったりする必要がなく、ブラシの先を浸けておくだけで簡単にお手入れできます。摩擦を抑えられるので、洗うことによるダメージが気になる方にも◎

天然毛におすすめのクリーナーなので、ブラシのお手入れに力を入れている方は必見です♪

ティッシュにクリーナーを染み込ませ、ブラシの先を拭くだけで洗浄できるM・A・C(マック)の「ブラシクレンザー」。手軽に使えるので、日々のお手入れ用にも重宝します。使い方もブラシに直接塗布するか、タオルに適量出すだけなので大きな手間がかかりません。

洗浄力も高く、サッと拭き取るだけで雑菌やニオイをクリーンに！　スピーディーに乾くうえ、235mlと大容量なので、気兼ねなく使えるのもいいところです。外箱を含め、M・A・Cらしいスタイリッシュなデザインは、メイク好きな人へのプレゼントにも◎

使い勝手にもデザインにもこだわりたい方には、MISSHA（ミシャ）の「ブラシクリーナー」がイチオシです。ブランドのロゴが入ったシルバーのスタイリッシュな容器がポイント。蓋を開けると、ブラックとホワイトのスポンジが配置されています。

メイクブラシの先をこするだけでドライケアできるうえ、真ん中のホワイトスポンジで落ち具合を確認できるのがメリットです。ブラックのスポンジはひっくり返して裏面も使えるので、色をたくさん変えてカラーメイクを楽しみたいときにも◎

メイクブラシクリーナーは今回ご紹介した以外にも、おすすめの商品がたくさんあります。選び方もより詳しく解説しているので、迷ったら以下の記事もチェックしてみてください♪

メイクブラシクリーナーおすすめ10選！100均や薬局で買えるもの中心

メイクブラシを洗わずに放置しすぎて、手遅れかもしれない…という方もいますよね。メイクブラシは使っていくうちにどうしても劣化してしまうので、思い切って買い替えを検討するのも一案。

「適切に洗っても毛先がまとまらない」「肌当たりがよくならない」という場合は、買い替えサイン！　人気のメイクブラシは、以下をチェックしてみてください♪

メイクブラシのおすすめ人気ランキング。プチプラからブランド品も

Photo by HAIR

今回は、簡単にできるメイクブラシの洗い方をご紹介しました。100均のクリーナーや中性洗剤をうまく活用すれば、お金をかけずにメイクツールをお手入れできますよ。メイクブラシをきれいに保って、メイクのりもよくしましょう♪

メイクパフやスポンジの洗い方も詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください♡

メイクスポンジの洗い方を徹底紹介！レンジを使った方法、おすすめ洗剤・洗う頻度まで