制汗スプレーおすすめ人気ランキング20選《レディース・メンズ》正しい使い方・捨て方も解説

汗・臭い対策に便利な制汗スプレーですが、商品選びの前に、まずは制汗効果やスプレータイプのメリットといった基本的な特徴を知っておきましょう。

まず制汗スプレー、デオドラントスプレーと呼ばれるアイテムは、医薬部外品として認められたものに限られます。国から認められた制汗成分、デオドラント成分が含まれている医薬部外品だけが「制汗スプレー」「デオドラントスプレー」として販売されているのです。

それ以外の汗や臭い対策アイテムは医薬部外品ではなく、香りや清涼感といった「制汗」「デオドラント」とは違う方法でケアしてくれます。

どちらも汗や臭いを抑えてくれるイメージがある「制汗スプレー」と「デオドラントスプレー」ですが、それらには違いがあるのをご存じですか？

• 制汗剤：汗の量を抑える目的で、汗の出口にフタをしたり引き締めたりして汗を抑える
• デオドラント：体臭を抑える目的で、臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑えたり消臭したりする

つまり「制汗」は汗そのものを対策することが目的で、「デオドラント」は汗・臭いを対策するアイテム全般を指します。汗そのものの対策がしたいなら、医薬部外品のデオドラントスプレーのなかでも制汗成分が含まれているかどうかをチェックしましょう。

かつては制汗スプレーが汗対策の主流でしたが、今はロールオンやスティック、クリームタイプなどさまざまな形状があります。それらの違いは次の通りです。

• スプレー：広範囲、背中にも使えて汗をかいたあとにも◎
• ウォーター：全身に、汗をかいたあとにも使える
• ロールオン：肌馴染みが良く、片手で簡単に塗れる
• スティック：密着度・キープ力が高く、片手で簡単に塗れる
• クリーム：密着度が高く、狭い部分にも塗りやすい

汗や臭いが気になるパーツにピンポイントで塗り込めるのは、ロールオン、スティック、クリーム。それに対してスプレーやウォーターは広範囲に使いやすく、清涼感があり汗をかいたあとにも適しているという特徴があります。

スプレータイプは、制汗力や持続性はロールオンなどの直塗りタイプには劣るものの、運動前後など手軽に気持ちよく使える良さがあります。

制汗剤の形状にも種類がありますが、さらに制汗スプレーのなかにもいろいろなタイプがあります。ここからは、自分にあった制汗スプレーを選ぶときのポイントを解説していきます。

汗や臭い対策としてスプレーを選ぶときに最も重要になるのが、医薬部外品かどうか。医薬部外品ではないアイテムの場合は、香りや清涼感といった方法で汗や臭いをケアします。制汗や消臭効果を期待するのであれば、制汗・デオドラントと認められた医薬部外品を選びましょう。

制汗スプレーは汗の出口に蓋をする制汗はもちろん、そのほかにもさまざまな効果が期待できるアイテムが展開されています。たとえば次のような成分が挙げられます。

• 制汗：塩化アルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛
• 消臭：ミョウバン、酸化亜鉛、炭
• 殺菌：銀イオン（Ag+）、β-グリチルレチン酸、イソフロピルメチルフェノール
• 清涼感：メントール、ハッカエキス、メンチルグリセリルエーテル

ここで紹介したのはあくまで主な成分。ほかにも皮脂吸着パウダーや心地よい香りの香料など、商品ごとに特徴的な成分が含まれていたり、あえて除かれたりしています。自分の目的にあった成分が配合されたものを選ぶのがおすすめです。

スプレータイプには大きく分けてエアゾールとミストの2種類の形状があります。

それぞれ異なる特徴があるので、実際に使用する目的に合わせて選びましょう。シーンによって使い分けるのも良いですね。

一般的に、制汗スプレーは脇に使用する目的で作られたものが中心で、他の部位で使用する場合は、必ず商品に記載されている注意事項を確認のうえ使用するようにしましょう。体のなかで最も汗をかきやすい脇に合わせて作られた制汗スプレーは、背中や足にも使用できますが、頭皮や顔に使用すると肌トラブルを招くことも。

頭皮や顔には、それらに合わせた商品を使うようにしましょう。顔の汗を抑える制汗スプレーも少ないですがありますし、汗や皮脂によるメイク崩れを防ぐスプレーも各コスメブランドから販売されています。

メイク崩れを防ぐスプレーはこちらをチェック！

おすすめメイクキープスプレー15選！皮脂や乾燥に強い崩れにくいスプレーをご紹介♡

制汗スプレーは女性向け、男性向けがありますが、制汗成分自体に大きな違いはありません。大きな違いは香りと清涼感。女性向けの商品はフローラルやシトラスなど好みで選べる香りが充実している傾向にあり、男性向けの商品はクールな爽快感が強調されたものが多く展開されています。もちろんニュートラルな無香料タイプも。

女性は女性向けを使わなければならないというルールはないので、それぞれの特徴を知って好みに合ったものを選んでくださいね。

ここからはLIPSの口コミで人気の制汗スプレーを、レディースとメンズ＆ユニセックスに分けてランキング形式で紹介していきます。制汗スプレーはすべて、制汗成分が含まれた医薬部外品をピックアップしています。

スプレー以外を含むデオドラント・制汗剤のランキングはこちらをご覧ください。

デオドラント・制汗剤おすすめ人気ランキング

ニベアと聞くと保湿クリームが思い浮かびますが、実は制汗スプレーも人気なんです！殺菌・消臭・制汗成分で汗と臭いの原因を防ぐのはもちろん、皮脂吸着パウダー配合で汗をかいたあともスプレーを吹きかければサラッとした触り心地の肌に。さらに美容オイル成分として複数の保湿成分も配合しているのは、さすがニベアですね。

60年以上前から世界中で愛される、制汗デオドラントの代表的ブランドのエイトフォー。なかでもいま注目されているのが、2023年に発売した「アロマスイッチ」シリーズです。制汗・デオドラント効果にプラスして、汗が気になるふとしたときに「再発香*」する機能が人気の理由。汗や臭いを抑えるだけでなく、ポジティブな気持ちにさせてくれる制汗スプレーです。

*機能性香料によるカバーリング効果

フレグランス系の制汗スプレーは、臭いを消すというよりは香りでごまかすイメージがありますが、そこはさすがエージーデオ24！しっかりデオドラントをしたうえで、ふんわりといい香りが楽しめます。5つの香りからお好みで選べますが、LIPSで人気なのは「フローラルブーケ」。抜け感のある大人っぽい香りで日常使いにぴったりです。

体用の制汗スプレーが多いなかで、こちらは顔用に作られたアイテム。制汗成分とさらさらのパウダーがさらっとしたお肌に導きます。うるおい成分や肌荒れ防止成分も配合されているので、汗を抑えるだけでなくケアできるのが嬉しいですね。メイクの上からも使えるので、ポーチに入れて気になるときにシュッとしても◎

光沢のあるピンクがかわいい♡ビオレの薬用デオドラントスプレー。制汗ではありませんが、殺菌作用でたくさん汗をかいても臭いをしっかり防ぎます。清涼成分配合でひんやりクールな使用感。さらに保湿成分配合でシェービングしたての脇にも使いやすいですよ。ノンパウダーで服の上から使っても白くなりにくいのも嬉しい、充実の機能が詰まったスプレーです。

レセナの制汗スプレーは、特に汗をかく前の対策に着目したアイテムです。汗をかく前にシュッと吹きかけておくと、制汗成分「ドライシールドパウダー*」が汗に溶けてジェルを形成。そのジェルが肌に密着して汗をブロックします。もちろん殺菌・消臭成分で汗をかいたあとの臭い対策も◎

*クロルヒドロキシAl

パッケージに描かれたスヌーピーが目印のエスカラットの制汗スプレーは、制汗成分に古くから使われる天然成分のミョウバンを使用。殺菌成分で臭いをケアし、汗吸収パウダーでさらさらの肌触りに。清涼成分は不使用で噴射の勢いも抑えめなので、ヒヤッとした感じが苦手な人におすすめです。

続いては、制汗スプレーのうちメンズ向けや性別を問わず人気のアイテムをまとめました。甘い香りが苦手な人や、清涼感を求める女性もぜひチェックを。

人気のエージーデオ24シリーズのなかでも、LIPSで特に高い評価を得ているこちら。制汗・殺菌成分で汗そのものと臭いの原因を抑えるのはもちろん、ストレス臭や加齢臭といった嫌な臭いも目立たなくする香料を配合した充実の臭い対策スプレーです。高密度・高密着の噴射機能も「しっかりスプレーできている感じがする！」と喜びの声が多数。

ランキングに度々登場するデオ24ですが、メンズ向けの「エージーデオ２４メン」は男性の臭いの原因を徹底研究したシリーズ。女性と比べて多いとされる男性の汗や皮脂、臭いの原因となる菌に対抗すべく、制汗・殺菌に加え皮脂吸着成分を配合しています。ひんやりとした爽快感も、メンズ向けならでは。

蓋を外さずにそのままシューッとできるのが便利！自然由来の殺菌成分BGA（β-グリチルレチン酸）やボタニカル皮脂吸着パウダーを配合。汗をかいたあとも皮脂吸着パウダーがべたべたに吸着し、サラサラ肌をキープします。好みで選べる5種類の香りもありますが、特に無香料タイプは性別を問わず使いやすいタイプ。

制汗スプレーを探したことがあるなら知らない人はいないであろう、エイトフォーからもメンズ向けが登場しています。つけた瞬間のクールで爽快感のある使用感は、メンズでなくてもスッキリ！消臭カプセル配合で臭いを防ぎつつ、香りの残りにくい無香料タイプで香りが苦手な人にもおすすめです。

強力な噴射でヒヤッと瞬間冷却してくれるギャツビーの制汗スプレー。制汗成分が汗をブロックするのはもちろん、殺菌成分でかいた汗が臭うのも防ぎます。肌触りの爽快感はもちろん、ひんやり感を強調してくれる爽やかな香りもポイント。とにかく爽やかな制汗スプレーを探しているなら、ぜひチェックを。

最後に紹介するのは、その他の汗や臭いの対策用スプレー。制汗効果はありませんが、冷感や香りなどで汗や臭いをケアしてくれるアイテムです。特徴的な商品が揃うので、お好みで選んだり制汗スプレーと併用したりするのも良いですね。

汗ばむときに少しでも早くさっぱりしたい！そんなときに活躍するのがこちらの「冷ハンディミスト」。細かい霧状のミストが肌の熱を奪ってくれるうえに、ひんやり成分のメントールで肌に心地よいひんやり感を届けます。120mlのコンパクトなサイズで、ストッパー付きなので持ち運びに便利。200mlの詰め替え用があるのも嬉しいですね。

脇やうなじ、足など、気になるポイントにシュッとすれば爽快に！ユニセックスなデザインでギフトにもおすすめのアイテムです。11種類のエッセンシャルオイルを配合し、ナチュラルでさっぱりとした心地よい香りが特徴です。「すごくいい匂い！」「どこの香水使ってるの？と聞かれた」なんて口コミも多く、大人女性の評価も高いんです。制汗剤の人工的な香りが苦手な方でも使いやすいですよ。

こちらは肌ではなく布にかけるタイプの涼感スプレー。お出かけ前の衣類や寝る前のシーツに吹きかけるだけで30分～1時間程度、気化熱とメントールの作用でひんやり！衣類の除菌や消臭もできます。通常タイプや「ストロングレベルMAX」もありますがLIPSで人気なのは「ストロング」。お好みの冷え感で選んでくださいね。

夏場は特に日焼け止めが欠かせませんが、暑いと肌に何か塗るのもおっくうですよね。サンカットの「フレグランスUVスプレー（クール）」は、SPF50＋ PA＋＋＋＋の強力なUVカットながら、ひんやりクールな付け心地。さらに、瞬間エアリータッチ処方で汗をかいたときに重ね付けしてもべたつきにくく、さらさら。逆さにしても使えるので、背中など日焼け止めが塗りにくいところにもひと吹き！

世界最古のエチケットケア成分とされるミョウバン*で肌を引き締め、気になる汗や臭いをケアするスプレー。天然成分かつ無香料なので、人工的な香りや成分が気になる人におすすめです。香りがほとんどないため最初は心配になりますが、使ってみて驚いたという口コミが多数寄せられています。

*硫酸（Ａｌ／Ｋ）：収れん成分

氷の要らない保冷枕で有名な「アイスノン」の頭用スプレーです。髪が密集し、ベタつきやすく臭いが出やすい頭皮をジェット噴射で瞬間冷却！クールダウンをして頭皮環境を整え、メントールがひんやり快適な頭皮をキープします。レジャー中の屋外などはもちろん、真夏のお風呂あがりに使用し、夜の寝苦しさを緩和しているという口コミも。

夏場はベースメイクを顔に塗ったそばから汗をかいて台無しになってしまうことも。こちらは1品5役のCCクリームをスプレーで吹きかけるベースメイクアイテム。ひんやりとしたタッチが心地よいうえに、美容液・日焼け止め・化粧下地・ファンデーション・フェイスパウダーがひとつに。スーパー皮脂効果成分で皮脂崩れを防ぎながら、保湿成分でうるおい感のある肌に仕上げます。

メンズグルーミングブランド、AXE（アックス）はお出かけ先でも使えるコンパクトなサイズのボディミストが人気。ナチュラルで軽い香りなので、運動後や食事後など臭いが気になったときに気軽に使えます。「サボン」のほかに「アクア」「シトラス」の3種類の香りがあるので、好みで選んだり、気分で使い分けたりしてくださいね。

制汗スプレーを使う際は運動前後を問わず、汗を拭きとってから使ったほうがより効果を発揮しやすくなります！香り付きスプレーの場合も、汗を拭いてからのほうが臭いが混ざって不快な思いをせずに使えますよ。

1. 水で濡らしたタオルやボディシートなどで汗を拭き取る
2. 制汗スプレーを肌から10cm以上離し、吹きかける
3. 服に付かないよう少し乾かして完了！

火気の近くで使わない、窓を開けるなど喚起された場所で使う、という注意点は必ず守りましょう！スプレーの液体が洋服にかかるとシミができる場合があるので気を付けてくださいね。

ここからは、制汗スプレーに関する疑問にお答えしていきます。気になる噂もここでチェックを。

スプレータイプの制汗剤は、シュッと吹きかけるだけで心地よい清涼感が得られるのも特徴のひとつ。気になったときにいつでも使ってくださいね。身支度の際に使って爽やかな状態で外出するのも良いですし、運動などで汗をかいたあとにベタつきや臭いを軽減させる目的で使うのもOK。

「制汗スプレーを吸い込むとがんの原因になる」といった噂がありますが、明確な根拠は確認されていません。

また、一部では「使いすぎるとわきがになる」という噂も。医薬部外品のデオドラントスプレーはわきがの臭いを一時的に軽減させることに役立ちますが、次のような理由でわきが臭をより悪化させてしまう可能性があると言われています。

• 殺菌力が強すぎるデオドラント剤によって、必要な細菌まで殺してしまう雑菌が繁殖しやすくなる
• デオドラント剤の香りとわきがの強い臭いが混ざって悪臭となる

手軽に臭いのケアができるのがデオドラント剤の魅力ではありますが、使用方法を誤ると逆効果になってしまうケースも否定はできません。わきがのように強い臭いが心配な人は、一度医師に相談してみるのもよいでしょう。

制汗スプレーは「化粧品類」に該当するスプレーとして、国内線・国際線を問わず機内持ち込みと預け入れのどちらも可能です。ただしその量には規定があり、「1容器あたり0.5リットルまたは0.5kg以下のものを1人あたり2リットルまたは2kgまで」とされています。

ただし、壊れやすい容器や水漏れしやすいものの預け入れはできないため、機内へ持ち込むようにしましょう。

制汗スプレーの使用期限はできればワンシーズン（4か月）前後を目安に使いきりましょう。肌に直接使用するものなので、1年を経過したものは使用を避けるようにしましょう。

万が一使用する場合は、メーカーに確認することがおすすめです。自己判断で使用する場合は、肌トラブルが起こったとしても自己責任になる可能性があることや購入時と同等の効果が得れられない可能性を理解した上で、腕の内側などでパッチテストを行なってからにしましょう。

ガスで噴射するエアゾールタイプは、ガスを出しきる作業が必要です。中身が出なくなってもガスのみが容器内に残るため、屋外で音がしなくなるまで噴射します。音がしなくなったら自治体ごとの指示に従って捨てましょう。

プラスチックのキャップが付いている製品は、プラスチックキャップを外して噴射する作業が必要です。どの商品も必ずラベルの記載を確認して、蓋と容器は別にして捨てましょう。

Photo by HAIR

汗と臭いをケアしてくれる制汗スプレーは、夏のお守りとして1本バッグに忍ばせておけば、どんなときもクールに過ごすことができます。お気に入りの制汗スプレーで、汗ばむ日もスタイリッシュに乗り切りましょう♡

制汗スプレー以外の汗・臭いケアグッズもチェックしてみてくださいね。

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