オイリー肌のスキンケア方法解説!【おすすめ化粧水・乳液】ベースメイクのコツも紹介
肌トラブルが起こりやすいオイリー肌、なんとかしたいですよね。工夫をしてもなかなか改善されないオイリー肌は、スキンケア方法を見直してみましょう。この記事ではオイリー肌向けの正しいスキンケア方法とおすすめアイテムを解説!ぜひサラサラ美肌づくりの参考にしてみてください!
医療法人ウェルパートナー 主任医師成田 亜希子
2011年医師免許取得。初期研修を経て総合診療医として幅広い疾患の治療に携わる。 2020年からは見た目のコンプレックスを解消してよりよい人生を送ることができるような医療を提供したいとの願いから医療法人ウェルパートナーで主任医師を勤め、美容皮膚科領域での診療をメインに行っている。続きを読む
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「ニキビができやすい…」「ファンデが崩れる…」そんなオイリー肌は卒業したい!
Photo by HAIR
肌がベタベタしやすいオイリー肌は、ニキビや毛穴の目立ちなどのトラブルが起こりやすくなります。他にも日中に化粧崩れしやすくなったり、メイクで抑えきれないテカリが気になったり、オイリー肌に関連した悩みは尽きません。
そもそもオイリー肌とはどんな肌の状態でしょうか?
オイリー肌は水分と皮脂のバランスが崩れて皮脂が過剰に分泌されるようになった肌のことを指します。
肌は水分と皮脂をバランス良く分泌することによって「皮脂膜」を作ります。「皮脂膜」は肌にうるおいをとどめたり、細菌の繁殖を防いだりする天然の保護膜です。
そのため水分はもちろん、皮脂も健やかな肌を維持するために欠かせないものです。しかし肌のコンディションが悪化するとバランスが崩れてしまい、皮脂が過剰に分泌されてべたつきやすいオイリー肌になってしまいます。
皮脂も水分も多い「脂性肌」と水分が少なく皮脂が多い「インナードライ肌」
実はオイリー肌は「脂性肌」と「インナードライ肌」の2種類に分けることができます。
どちらも皮脂の分泌が過剰になっているのですが、肌の水分量によって違いがあります。
「脂性肌」は皮脂だけでなく水分も多い状態です。全体的にテカリが目立ち、酸化した皮脂によって赤みが出ることがあります。
一方「インナードライ肌」は皮脂が多く水分が少ない肌です。肌表面がベタベタしているものの、角質層のうるおいが不足しておりゴワつきなどが目立ちます。油っぽいからと言って皮脂を取りすぎると、乾燥が進みさらに皮脂の分泌が増える状態になります。
見分けるポイントは洗顔後の洗い上がりの違いです。
脂性肌の場合は洗顔料を洗い流したあともしっとりした感じが続きます。一方、インナードライ肌だと肌のつっぱり感を感じやすいでしょう。
「脂性肌」も「インナードライ肌」もケアをするには、皮脂と水分のバランスを整えなければいけません。肌のバランスを保つには、なんといっても正しいスキンケアが大切。この記事では、オイリー肌の方向けにスキンケアの基本を徹底解説していきます!
- 監修者医療法人ウェルパートナー 主任医師成田 亜希子
スキンケア、間違ってない?!オイリー肌の原因になるNGスキンケアをチェック!
まずは間違ったスキンケアをしていないかチェック!
オイリー肌になりやすい誤ったケア方法は以下の通りです。当てはまるものがないか見てみましょう。
- 日焼け止めを忘れがち
- ベタベタするから乳液は省略
- 顔を洗うときにゴシゴシ擦っている
- 洗顔後は熱いお湯ですすいでいる
- 1日に何度も顔を洗っている
- 洗顔やクレンジングは1分以上顔につけている
- ピーリングや角質ケアを決められている回数より多く行っている
もしも当てはまるものがあれば、日頃のスキンケアによって皮脂の分泌を増やしてしまっているかもしれません。
間違ったスキンケアは今日からやめて、肌のバランスを整える正しいスキンケアに切り替えましょう!
徹底解説!オイリー肌のスキンケア方法
「脂性肌」も「インナードライ肌」もスキンケアの基本は3つです。
- 紫外線から肌を守る
- 日中の汚れを落とす
- 保湿をする
この3つを正しく丁寧に行うことが、皮脂の分泌をちょうどよいバランスにするための近道です。
それぞれについて詳しく解説しましょう。
外出時は必ず紫外線カット!
紫外線は美白やシワの敵と思われがちですが、オイリー肌の方にも大敵です。
紫外線にあたると肌は乾燥やバリア機能低下などのダメージを受けます。その結果、肌を守るために皮脂の分泌量を増やすことが分かっています。
また、過剰に分泌された皮脂が紫外線によって酸化して、肌トラブルになることも。紫外線が肌に当たることは、たくさんの悪影響を及ぼしてしまうのです。
ですから、オイリー肌にお悩みの方は日焼け対策を徹底しましょう。
主な方法は以下の通りです。
- 外出時には必ず日焼け止めを塗る
- ベースアイテムにも日焼け止め効果があるものを選ぶ
- サングラスや帽子、日傘などUVカットアイテムを使う
紫外線は晴れている日だけではなく、曇りの日も地上に降り注いでいます。雲の切れ間があれば、光が乱反射することによって晴れの日よりも多くなることがあるほどです。
外出のときは必ず紫外線予防をするようにしましょう。朝のスキンケアやベースメイクに仕込んでおけば、忘れることなくケアしやすいのでおすすめです。
- 監修者医療法人ウェルパートナー 主任医師成田 亜希子
紫外線はオイリー肌の大敵です。紫外線は肌に大きなダメージを与え、乾燥を招きます。その結果、肌を守るために多くの皮脂が分泌され、分泌された皮脂は紫外線の刺激を受けて酸化すると肌トラブルの原因となります。
紫外線は一年中降り注いでいるものです。外出するときは日焼け止め、帽子などでしっかり紫外線対策をしましょう。
また、化粧下地などのベースメイクにも日焼け止めが含まれているものがあります。紫外線対策を忘れがちの方は紫外線対策もできるベースメイクがおすすめです。
ベタつきが少ないおすすめ日焼け止め①アネッサのスキンケアミルク
ベタつきが少なく肌への密着度も高いアネッサのパーフェクトUVスキンケアミルク。白浮きしないサラッとしたテクスチュアーで普段使いしやすいアイテムです。もちろん紫外線カット効果はバッチリ。崩れやすいオイリー肌にもおすすめです。
ベタつきが少ないおすすめ日焼け止め②キュレルのUVローション
肌荒れしているオイリー肌にはキュレルの日焼け止めがおすすめ。抗炎症作用がある成分配合で肌荒れを防いでくれるので、敏感肌でも使いやすいローションタイプです。よく伸びるサラサラ乳液タイプなので使い心地も◎
汚れはその日のうちに優しくリセット
メイクや日中の汚れを優しくリセットし、肌への負担を減らすことで皮脂の分泌量を整えることができます。汚れが残っていると乾燥が進んだり肌のバランスが崩れるため、皮脂の分泌を増やしてしまうことがあります。
またオイリー肌の場合、汚れをしっかり落としつつも皮脂を取りすぎないようにしなければいけません。必要な皮脂まで洗い流してしまうと、肌に皮脂が足りないと身体が判断して皮脂分泌を多くしてしまいます。
正しくクレンジングや洗顔をするときのポイントは4つあります。
- 洗顔料はよく泡立てる・クレンジング剤はケチらずしっかり
- 指先が肌に触れないように優しく汚れを浮かす
- 洗い流すときは体温に近い水温のぬるま湯で
- 拭き取るときはタオルを押し当てるように優しく
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れれば手早く行うことができるようになります。丁寧にクレンジングや洗顔をする習慣を身に着けて、 肌にプラスになるスキンケアをしましょう。
- 監修者医療法人ウェルパートナー 主任医師成田 亜希子
オイリー肌の方は過剰な皮脂を洗い流そうと何度も洗顔をしたり、ごしごし顔を擦ったり…肌にダメージを与えやすい洗顔やクレンジングをしがちです。
しかし、肌へのダメージが多くなると乾燥を引き起こして皮脂分泌が余計に増えてしまうことも少なくありません。
だからといって洗顔やクレンジングをしっかりしないとメイク汚れや古くなった皮脂が溜まって吹き出物などを引き起こすことも。オイリー肌を労わるには、正しい方法でクレンジングと洗顔をして一日の肌汚れをしっかりオフすることも大切です。
化粧水と乳液を使って毎日徹底保湿!
ベタベタしているオイリー肌には何も塗りたくない、という方も多いかもしれません。しかし、保湿を省略すると、さらに多くの皮脂分泌を促進してしまう恐れがあります。
保湿は化粧水でうるおい補給し、乳液やクリームでフタをするまでセットで行う必要があります。
化粧水は重ね付けがおすすめです。オイリー肌の場合、乾燥は感じにくいかもしれませんがしっかり角質層に不足した水分を補いましょう。何度か押し込むように塗り、潤いを感じるようになったらそこでOK。
あとは乳液やクリームをつかって、水分が蒸発しないようにフタをします。ベタベタするという場合は薄付きでもいいので、ムラなく顔全体に広げるようにしましょう。
- 監修者医療法人ウェルパートナー 主任医師成田 亜希子
オイリー肌は乾燥が原因で引き起こされることもあります。また、肌が乾燥すると皮脂分泌がさらに増えてしまうため、保湿対策が重要です。
洗顔や入浴後は肌に不足した水分をしっかり補うようにしましょう。保湿成分が多く含まれた化粧水をしっかり角質まで浸透させるように重ね付けします。
そして大切なのが、化粧水や美容液後の乳液やクリームです。オイリー肌の方は肌のバリア機能も損なわれがちなので、せっかく化粧水などで水分を補っても蒸発しやすい状態になっています。水分をしっかり保持するには乳液やクリームを重ね付けすることが大切です。べたつきが気になる場合も、できるだけ軽めのテクスチャーがあるものを選ぶ、薄付けするなど工夫をしてみましょう。
【おすすめアイテム①】しっとり保湿!オイリー肌向け化粧水5選
プチプラ化粧水の王様はオイリー肌にも◎「ナチュリエ」のハトムギ化粧水
オイリー肌でも角質層のうるおいはマスト!そのためには化粧水はたっぷり使わなければなりません。ナチュリエのハトムギ化粧水は保湿力があるのはもちろん、スキンケのたびにたっぷり使える大容量にもこだわりがあります。コスパもよく、どんどん重ね付けができるのでオイリー肌の保湿にもぴったりです。
余計な油分をプラスしない!「ORBIS」のオイルフリー化粧水
オルビスのオイルフリー化粧水は肌のバリア機能をサポートし、肌荒れを予防する和漢素材を配合。オイリー肌を優しく保湿してくれます。サラッとしたつけ心地もよく、オイリー肌の方が悩みがちのニキビ予防ケアまでできる優れたアイテムです。
オイリー肌のゆらぎを整えてクリアな素肌に「アルビオン」のスキンコンディショナー
肌のコンディションを整えてくれるアルビオンの定番化粧水。季節や環境の変化にも左右されない肌ケアのサポートをしてくれます。水のようなテクスチュアーの化粧水が、皮脂のベタつきを抑えつつ角質層の奥*までうるおいを補給します。
*角質層まで
さっぱりした使い心地なのにうるおいが長時間続く!「イプサ」のタイムアクア
定番の化粧水、イプサのタイムアクアは肌質を選ばずおすすめできる優れたアイテム。オイリー肌にも必要な水分をしっかり肌に保持してくれます。サラサラなので重ね付けしても重たくならず、ぐんぐん馴染ませることができるところも嬉しいポイント。
肌に理想の水分量を長時間キープ「b.glen」のQuSomeローション
ほどよいとろみが角質層への浸透力をあげて、しっかり保湿してくれます。角質層に長時間保湿成分がとどまる処方で、うるおいをプラスするだけではなく肌にうるおいを保持してバリア機能をサポートします。
【おすすめアイテム②】さっぱりした使い心地の乳液3選
オイルフリーのジェル状乳液がきもちいい「キュレル」の保湿ジェル
オイリー肌のユーザーに大好評の保湿ジェル。保湿されているのにサラッとしあがる保湿ジェルはベタベタしがちなオイリー肌にピッタリです。名前の通り皮脂トラブルも有効成分が予防します。揺らいでいる時期のオイリー肌にも使いやすい保湿ジェルです。
インナードライ肌に必要な保湿成分たっぷり「ETVOS」の美容乳液
オイリー肌の中でも、特にインナードライ肌におすすめのETVOSのモイスチャライジングセラム。肌にもともと存在するセラミドやアミノ酸といった保湿成分が、ベタつくことなく水分を守ってくれます。
ピテラを含んだ複合成分が肌をしっかり保湿!「SK-Ⅱ」の乳液
日本だけでなく世界に愛されるSK-Ⅱの乳液。高級感のあるパッケージからもったりしたクリームを想像してしまいますが、中の乳液はとても軽いつけ心地です。なじみがよく、サラッとつけただけで美容成分と保湿成分が肌に作用してくれます。
オイリー肌でも崩れにくい!おすすめの下地&ファンデーションはコレ!
オイリー肌の悩みとしてとても多いのが「化粧崩れ」
日中に皮脂が浮いてきて、ファンデーションがよれたり崩れてしまいますよね。正しいスキンケアをした上で、オイリー肌用のアイテムを選び、崩れないベースをつくりましょう♡
化粧下地にはメイクの密着力をあげる役割があります。皮脂が多くてもしっかりくっつくアイテムを選び、ファンデーションやその上にのせるポイントメイクがしっかり映えるベースを作りましょう。
オイリー肌におすすめの化粧下地はこちらの記事はこちらの記事でご紹介しています!
ベースができたらファンデーションもチェック!
オイリー肌には油分の少ないパウダーファンデーションがおすすめです。ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
正しいスキンケアとアイテム選びでオイリー肌を攻略しちゃいましょ♡
オイリー肌のスキンケア方法とおすすめのアイテムをご紹介しました!皮脂が多い肌は様々なトラブルのもと。早めの対策スキンケアでバランスの良い美肌に整えましょう!
- 監修者医療法人ウェルパートナー 主任医師成田 亜希子
オイリー肌は肌トラブルを引き起こすだけでなく、化粧崩れやテカリなど「見た目」の印象を変えてしまうことがあります。化粧乗りがよく瑞々しい肌を目指すには、正しいオイリー肌対策をすることが大切です。
オイリー肌は肌の水分と皮脂のバランスが乱れることによって引き起こされます。オイリー肌を改善するには肌のバランスを整えることが重要です。そのためには、化粧水や乳液、クリームなどで不足しがちな水分を補うだけでなく、洗顔やクレンジング方法も見直してみましょう。また、紫外線対策を怠ると皮脂分泌がさらに増えて、肌トラブルも起こりやすくなります。季節や天気を問わず外出するときは紫外線対策を行うようにしましょう。
この記事で紹介した商品
商品画像 | 商品情報 | 参考価格 | 評価 | ランキングIN | 特徴 | 商品リンク |
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キュレル UVカット デイバリアUVローション | 1,650円〜 |
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オイリー肌はニキビや肌荒れなどの肌トラブルを起こすだけでなく、化粧崩れやテカリなど女性にとって気になる肌のさまざまな悩みの原因となります。
オイリー肌は肌の水分と皮脂のバランスが乱れ、皮脂が過剰に分泌されるようになった肌のことを指します。オイリー肌を改善するため過度な洗顔などをして皮脂を洗い流そうとする方も多いですが、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうと乾燥を招いてかえってオイリー肌が悪化することも。
オイリー肌のスキンケアの基本は皮脂と水分のバランスを整えることです。