目の下のくまの原因と上手に隠すメイク術！タイプ別コンシーラーの選び方やおすすめ化粧品を紹介

目の下のくまは、大きく分けて3種類あります。まずは、自分のくまがどのタイプなのかを見分けるために、それぞれの原因を見ていきましょう！

目の下が青黒く見える”青くま”は、血行不良が原因です。目の下の皮膚は薄いため、下まぶた周辺の静脈が透けて見えている状態。寝不足や目の疲れ、冷えなどによって血流が滞ると、青くまができる場合があります。

スマホやパソコンを長時間使用していると、青くまの原因になることはもちろん、眼精疲労の原因にもなるため注意が必要です。また、色白の人は静脈が透けやすい傾向があります。

目尻の皮膚を指で引っ張ったとき、青い部分が動くか確認してみてください。青くまは皮膚が青いわけではないため、引っ張っても動きません。また、引っ張ると青みが薄くなる場合も、青くまの可能性が高いです。

目の下の皮膚が茶色に変色している”茶くま”は、メラニンによる色素沈着が原因です。メラニンは紫外線を浴びることで蓄積します。

紫外線以外にも、メイクやクレンジングなどで目元をこすると、刺激によってメラニンが生成され、茶くまができる場合があるので注意しましょう。

目元の皮膚を指で引っ張っても色が薄くならない場合は、茶くまの可能性が高いです。上を向いたり、皮膚を動かしたりして、色の変化を確認してみましょう。

目の下が黒っぽく見える”黒くま”は、肌のたるみによって影ができているのが原因です。年齢とともに肌のハリが失われていくと皮膚がたるみ、黒くまができてしまう場合があります。

また、目の下の涙袋が大きい人は、年齢に関係なく黒くまができる場合があり、老けて見えやすいので気をつけたいところです。いずれの場合も、肌の凹凸によって影ができて、黒くまができてしまいます。

目の下の皮膚を指で引っ張ると消えるなら、黒くまの可能性が高いです。また、顔を上に向けて鏡を見たときに、くまが薄く見える場合も黒くまの可能性が高いでしょう。

肌の凹凸が原因のため、ファンデーションを塗っても消えません。ただし、コンシーラーの色を上手に選び、陰影をつければ目立たなくすることは可能です。

目の下のくまは、メイクでカバーできるものがほとんどです。今すぐ簡単に隠せる方法なので、ぜひここでマスターしておきましょう。

くまの種類別のコンシーラーのおすすめ色は、以下の通りです。基本的には、くまと反対色を使うと覚えておいてください。

青くまをメイクで隠すなら、オレンジ系のコンシーラーがおすすめです。青みを消すには、反対色のオレンジを使うと目立たなくなります。下まぶた全体に塗るよりも、青みが強い部分だけ塗るほうが自然に隠せるでしょう。

茶くまをメイクで隠すなら、イエロー系やベージュ系のコンシーラーがおすすめです。茶色とイエロー・ベージュ系は同系色ですが、茶くまは目元がくすんで暗い印象になっているため、明るめの色を足してあげることで自然に隠せます。

黒くまは肌の色が変わっているのではなく、肌の凹凸によって影ができているため、コンシーラーを塗っても基本的には隠せません。

ただし、ハイライトを使って光をコントロールすれば、視覚的に影の部分を目立たなくすることは可能です。また、黒くまは黒っぽく見えているので、ピンク系の明るい色のコンシーラーを使って目立たなくすることもできます。

目の下のくまを上手に隠すには、コンシーラーの使い方がポイントです。固形のコンシーラーはカバー力とフィット力が高いのでくまを隠しやすいですが、水分量が少ないので厚塗りするとシワや肌の乾燥を目立たせてしまう場合も。

目の下の皮膚は乾燥しやすいため、できるだけみずみずしいテクスチャーのコンシーラーを使うのがおすすめです。薄付きで仕上げたい場合は、リキッドタイプやコントロールカラーを部分使いしても良いでしょう。

また、目元の皮膚は非常に薄いため、何度もこすったり、強くこすったりすると茶くまができてしまう原因になるので優しく塗ってください。

青くまを隠すには、オレンジ系のコンシーラーやコントロールカラーがおすすめです。明るい発色のものを選ぶと良いでしょう。ここでは、オレンジ系のコンシーラーをご紹介します。

IPSA(イプサ)の「クリエイティブコンシーラーe」は、3色カラーがパレットになったコンシーラー。自分の肌色に合わせて、ブレンドして使うことができます。色味を調整すれば、目の下の青くまだけでなくニキビやニキビ跡、シミ隠しなどにも使えるのでおすすめです。

筆タイプのアプリケーター付属で、細かい部分にも対応可能。SPF25・PA＋＋＋なのでUV対策にもなりますが、使用量が少ないと十分な紫外線防御効果を得られないため、化粧下地などの併用をおすすめします。

ブリリアージュの「ロングウェア フィッティング コンシーラー」は、2色セットで青くまを上手に隠してくれるオレンジ系コンシーラー。くまだけでなく、シミやそばかすも隠してくれるので、年齢による肌悩みが気になる人にもおすすめです。

オイル配合の滑らかなテクスチャーなので伸びが良く、肌にうるおいを与えながらカバー力も発揮してくれます。専用ブラシはくま用の平筆と、先端のとがったシミ・そばかす用の2WAY仕様なので、肌悩みのカバーにぴったりのコンシーラーです。

Visée(ヴィセ)の「リシェ レッドトリック アイコンシーラー」は、色補整レッドとなじみベージュが2色セットになった”青くま隠し”におすすめのオレンジ系コンシーラー。最初にくまを補整してから、ベージュで肌色になじませるのが塗り方のコツです。

ヒアルロン酸・スクワランなどの保湿系の美容液成分配合なので、乾燥を防ぎながら青くまを隠してくれます。伸びが良いので目元に負担をかけにくいのも嬉しいポイント。無香料なので、化粧品の香りが苦手な人にもおすすめです。

シミ予備軍の茶くまを隠すには、イエロー系やベージュ系のコンシーラーを選びましょう。明るい同系色で、色ムラをカバーするのがポイントです。

茶くまは、黒くまと併発していることも多いので、その場合は明るめのイエローよりも、ベージュやオレンジ系のイエローを選ぶと自然に見えます。

THREE(スリー)の「アドバンスド スムージング コンシーラー」は、5色展開で好きな色を選べるリキッドタイプのスティックコンシーラー。茶くまを隠す色補正には、「YE」がおすすめです。

天然由来成分が80％と植物オイル配合なので、肌の乾燥を防ぎながら目の下のくまを隠してくれます。薄づきでヨレにくいので、メイク直しにも活躍してくれるでしょう。

ケサランパサラン(Kesalan Patharan)の「アンダーアイブライトナー」は、くまやくすみを絶妙に隠してくれる”くま用コンシーラー”。オレンジとイエローの2色で肌を明るく見せてくれるので、茶くまを上手に隠してくれます。

オレンジで肌の血色感を演出し、イエローがレフ版のように光を集めてくれるので、透明感まで叶えてくれるアイテムです。オイルや植物エキスなどの保湿成分が配合されているので、肌にうるおいを与えながら密着し、しっかりカバーしてくれます。

the SAEM(ザセム)の「カバーパーフェクション チップコンシーラー」は、全14色の豊富なカラーラインナップから選べる高密着のコンシーラー。濃厚テクスチャーでしっかりカバーしてくれるのに、厚塗り感が少なく、ヨレにくいのも嬉しいポイントです。

茶くまを隠すには、くすみカバー系の0.5・01・1.25・1.5・1.75・02がおすすめ。色の明るさや濃さは、自分の肌色に合ったものを選んでみましょう。

たるみが原因の黒くまを隠すには、視覚的に影を目立たなくするハイライトや、ピンク系のコンシーラーを使うのがおすすめです。

NARS(ナーズ)の「ラディアントクリーミーコンシーラー」は、全8色から自分に合った色を選べるコンシーラー。ミネラルトーンバランスパウダーが肌トーンを均一に整えてくれるので、くまを色で隠すというよりも、光の効果で補正してくれます。

立体感やハイライト効果を演出して、肌の凹凸による影や色ムラをしっかりカバー。肌なじみが良いので、自然な仕上がりで輝くような肌を叶えてくれるでしょう。

YVES SAINT LAURENT BEAUTE(イヴサンローランボーテ)の「ラディアント タッチ」は、目元を明るい印象にしてくれるハイライト兼コンシーラーです。全6色が基本のカラー展開で、クリスマスなどには限定セットが販売される場合も。

肌の色にもよりますが、黒くま隠しには「No.1 ルミナスピンク」がおすすめです。「魔法の筆ペン」と呼ばれる筆ペンタイプのコンシーラーで、自然な輝きと透明感を与えてくれるでしょう。

RMK(アールエムケー)の「フローレスカバーコンシーラー」は、好きな色を2つ選んでカスタマイズできるコンシーラーです。黒くま隠しにおすすめなのは、ハイライトカラーの「02」と、補整カラーの「03」の2色。自然な明るさを引き出しながら、くまの部分に血色感を与えてくれます。

全5色から、肌悩みに合わせて自分に合った色をチョイスしてみてください。

できてしまった目の下のくまをスキンケアで改善することはできませんが、くまができないように日頃のケアで予防することは可能です。ここでは、目の下のくまを予防するための対策について、くまの種類別にご紹介します。

青くまの原因は血行不良なので、血行を良くするマッサージやツボ押し、冷えを改善するために温めることなどが効果的です。

また、目の疲れを予防するために、睡眠をしっかりとることも大事。ライフスタイルから見直して、青くまを予防しましょう。

目の下の皮膚はとても薄くデリケートなので、マッサージはやさしく行うのが鉄則です。自己流のマッサージだと力を入れすぎてしまうことがあるので気をつけましょう。

皮膚を傷めてしまうと、シワやシミ、茶くまの原因になることもあるので注意が必要です。

ツボ押しは、スキンケアのあとに行うのがおすすめです。「3ヶ所のツボを各3秒くらい押して離す」を3～5セット繰り返します。

目の周囲の血行を良くするためには、温めることも大事。アイマスクやホットマスクなどを使って温めると良いでしょう。ホットマスクは寝る前に、アイマスクは就寝中にやるのがおすすめですが、日中に疲れを感じたときにも目の周辺を温めると効果的です。

カイロのように自然に温まる市販のアイマスクや、レンジで温めて使うお手軽グッズなどがあり、メイクの上からでも使えるものも。自宅で行うなら、蒸しタオルを使うと簡単に目元を温められるでしょう。

茶くまの原因はメラニンが蓄積されたことによる色素沈着なので、紫外線対策を徹底して、美白ケアをするのがおすすめ。

また、目の下の皮膚への刺激を避けることも大事なので、洗顔やアイメイクを落とすときなどは強くこすらず、やさしく扱うように気をつけてください。

HAKU(ハク)の「メラノフォーカスＥＶ」はトラネキサム酸配合で、シミの原因を根本的にケアしてくれる医薬部外品の美白※1美容液。美白美容液市場18年連続の売上No.1※2の実績を誇る美容液なので、徹底的に美白ケアをしたい方にもおすすめです。

従来品の「メラノフォーカスZ」よりも肌なじみを考えた商品なので、自ら肌に入り込むようなテクスチャーに進化しています。エイジツエキスも新配合しているので、うるおいを与えながら透明感のある肌へと導いてくれるでしょう。

※1 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

※2 インテージSRI,SRI+美白美容液市場2005年1月～2022年12月HAKU金額シェア

たるみが原因の黒くまを予防するには、肌のコラーゲンを増やしてハリをアップするスキンケアがおすすめです。レチノール配合の美容液やアイクリームを使えば、肌にハリを与えてくれます。

また、目の周りの「眼輪筋」を鍛える筋トレを行うことも効果的。眼輪筋を鍛える筋トレの方法は、『目の下まぶただけを使って目を閉じる』をするだけ。慣れるまでは難しいですが、いつでもどこでもできる方法なので、取り入れてみてください。

なめらか本舗(NAMERAKAHONPO)の「リンクルアイクリーム N」は、ピュアレチノール※配合のアイクリーム。プチプラなのに、ふっくら目元に導いてくれる嬉しいスキンケアアイテムです。

レチノールのほかにも、豆乳発酵液※・ビタミンE誘導体※・セラミドNG※も配合しているので、乾燥しやすい目元を保湿し、肌のハリ感をアップさせてくれます。無香料・無着色・無鉱物油なので、お肌が敏感な方にも使いやすいでしょう。

※保湿成分

Photo by HAIR

目の下のくまのお悩みは、自分が〈青くま・茶くま・黒くま〉のどれなのかをチェックして、タイプ別のコンシーラーテクで上手に隠しましょう。目の下のくまを予防するには、マッサージや温めることに加え、睡眠不足や目の疲れなどを解消し、根本からケアするのがおすすめ。

目元の印象は、顔の見え方を大きく変えるので、目の下のくまをなくして明るい目元を手に入れましょう♪

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