【毛穴悩み】角栓とは？マスクで増えた角栓の正しい取り方やケア方法まで徹底解説！

角栓とは、剥がれた角質と皮脂が毛穴に詰まったものです。皮脂は毛穴から出ているので、一度詰まるとどんどん大きくなってしまいます。

肌の表面は角質に守られています。古くなった角質はターンオーバーすることによって自然に剥がれ落ち、常に新しい角質が表面を覆うようになっています。

しかし、何らかの原因で肌表面のバランスが崩れると角質が未成熟のままちぎれるように剥がれてしまいます。細かくちぎれた毛穴の中や毛穴の周りの角質が毛穴に入り込み、分泌された皮脂と絡まることで頑固な角栓になってしまいます。

2つの成分が合わさってできる角栓は手強く、簡単に除去することはできません。毎日のケアを丁寧に行う必要があります。

鼻や顎の毛穴に目立つ角栓。どうしてできてしまうのでしょうか？

まず4つの原因をご紹介します。

肌が乾燥すると、角質がキレイに剥がれずに毛穴に溜まりやすくなってしまいます。

角質層は「角質細胞」と「細胞間脂質」の2つの要素でできています。乾燥した肌は「角質細胞」の間を埋めている「細胞間脂質」が少ない状態です。「細胞間脂質」が少ないと必要な「角質細胞」まで早めに剥がれてしまいます。早めに剥がれてしまった角質は毛穴に詰まりやすく、角栓のもとです。

皮脂は毛穴の中から分泌されます。分泌量が多すぎると毛穴からうまく出ていくことができず毛穴詰まりのもとです。毛穴に詰まった皮脂に剥がれた角質が絡め取られてしまい、角栓になります。

また、皮脂が多すぎると毛穴の開きにもつながります。毛穴が広がると角質だけでなくメイク汚れなども毛穴の中に落ちてしまい、より角栓ができやすくなってしまいます。

クレンジングや洗顔不足は毛穴詰まりの直接的な原因になってしまいます。メイクや汚れが肌についたままになっていると不要な角質がうまく剥がれません。また汚れそのものが毛穴をにフタをすることによって皮脂の分泌を邪魔し、大きな角栓を作ってしまうことがあります。

もちろん、乾燥を招く保湿不足もNG。毎日しっかり保湿することで、うるおった角質層を保つようにしましょう。

角栓が気になるからといって執拗なケアをしていると毛穴に大きなダメージを与えてしまいます。

角栓は一回のケアで根こそぎ取れるようなものではありません。肌を傷つけることなく、毛穴の奥にのびている角栓を取り除くことは非常に難しいことです。また、一気に取り除いてしまうと毛穴がぽっかりと開いた状態になり、細菌が繁殖したり汚れが落ちやすくなったりして悪循環を起こしてしまいます。

毛穴トラブルは目立ちやすいため、気になってしまうかもしれませんが、一気に解消しようとせず丁寧なケアを心がけましょう。

「長引くマスク生活で角栓が増えた気がする……」という方も多いのではないでしょうか？

マスクをしているところは蒸れてしまうため毛穴が開きやすく、汚れや余分な角質が詰まりやすくなります。また摩擦が起こるため角質層が削れてしまうので、でこぼこになってしまうのです。

またマスクの着脱によって肌の環境が不安定になるため、角栓もできやすくなってしまいます。マスク生活を続けていく上で、より一層角栓を防ぐケアが必要になります。

剥がすパックやピンセットで角栓を押し出すケアの方法は、毛穴を広げて余計に目立つ原因になることも。取り入れるとしても頻度を必ず守って行わなければいけません。

できればごっそり取ってしまう角栓ケアよりも、毎日丁寧に角栓を取り除くケアが理想です。毛穴から出てきた角栓を取り除きながら、毛穴詰まりを作らないようなケアを続けてつるすべ肌を作りましょう！

肌に優しくケアするためにおすすめの3つの方法をご紹介します。

余分な皮脂を落とし、剥がれた角質を毛穴につまらないようにキレイに取り除くためにも洗顔はとても重要です。

角栓予防におすすめの洗顔料が2つあります。

• 洗顔石鹸
• 酵素洗顔

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう！

汚れをしっかり取るには石鹸洗顔がおすすめです。石鹸はアルカリ性の洗浄剤で、肌に不要な汚れだけになじんで洗い流してくれます。

アルカリ性の洗顔料は肌に負担がかかると考えている方も多いようですが、そんな事はありません！肌にはホメオスタシスという力があり、アルカリ性に偏っても中和して常に弱酸性に戻します。この力は日頃から使っていることで維持できるものなので、石鹸を使うことで肌が元々持つ力もしっかり養うことができます。

石鹸はタンパク汚れを落とすためにピッタリの洗浄料です。石鹸で荒れない、相性のいい肌質であればぜひ使ってみてください♡

週に一度を目安に酵素洗顔を使うのもおすすめです。酵素には「タンパク質」と「脂質」を分解してくれる働きがあります。角栓を作る「不要な角質」は「タンパク質」、「皮脂」は「脂質」ですから酵素洗顔はまさに角栓予防にピッタリ！頑固な角栓になる前にリセットしながら、洗顔で毛穴をケアしましょう。

「ターンオーバーを整える」というと少し難しく聞こえるかもしれませんね。ですが、ケア自体はとてもシンプルです。

• 紫外線対策をする
• 保湿をする

この2つを徹底することで理想的なターンオーバーの周期を守ることができます。

紫外線や乾燥を肌が感じると、皮膚を守るためにターンオーバーを早めてしまいます。ターンオーバーが早くなってしまうと、角質が未熟なまま表面に出てきてしまいきちんと剥がれ落ちることができません。

「外出をするときは日焼け止めを塗る」「朝晩のスキンケアのときは化粧水と乳液をムラなく塗る」ことを徹底しましょう。

角栓を根こそぎ取るようなケアはおすすめできませんが、毛穴から出てきた角栓は優しくとってあげるといいでしょう。

おすすめは入浴後やスチーマーで蒸気を当てたあとに角栓を溶かすアイテムやクレンジング、クレイパックなどで汚れを取る方法です。毛穴がゆるんだ状態で行うので、角栓を除去しやすくなっています。

毛穴をゆるめる方法としてホットタオルを使うのもおすすめです。ホットタオルはよく絞った塗れタオルをレンジで1分ほど温めると作れます。

角栓を浮かれすことができるように、汚れの吸着力が高いアイテムを使うといいでしょう。

角栓を除去したいときに使える角栓ケアアイテムをご紹介します。実際に使ってみたLIPSユーザーの口コミも一緒に掲載するので、ぜひ参考にしてください◎

クレンジング・洗顔・角質ケアを一気にできるクレージュのクレンジングバーム。こってりとしたバームが肌にのびて、汚れを吸着します。洗い上がりはふっくらもちもちの肌へ！LIPSユーザーからじわじわ人気を集めている優秀アイテムです。

余計なものを配合せず、石鹸成分と保湿成分のみを使って作られたNOVのソープD。低刺激性なので荒れやすい肌でも使いやすい石鹸です。洗浄力だけでなく保湿成分にもこだわっているので洗い上がりのツッパリ感はありません。20年以上にわたって愛されるロングセラーアイテムです。

重曹の力で毛穴の汚れをうかせる毛穴石鹸。さっぱりした洗い心地が好評のアイテムです。１００％植物油脂ベースなので環境にも優しく、肌なじみも◎クリーミーな泡は泡切れもよくすすぎやすいのも嬉しいポイントです。

汚れを吸着する炭と保湿をする粘土の力で肌に負担をかけずに使うことができる洗顔石鹸。大きなサイズなので長く使うことができます。毛穴に詰まった皮脂汚れをしっかり吸着して角栓を洗い上げてくれます◎

酵素洗顔の定番アイテムともいえるファンケルの洗顔パウダー。汚れを吸着する炭を配合した黒いパウダーがもこもこに泡立って、スッキリ洗い上げることができます。小さな個包装なのでお出かけにも◎

オバジの酵素洗顔はビタミンCを配合。汚れを吸着した肌にしっかり馴染んで肌のコンディションを整えます。サラサラのパウダーは泡立ちも抜群！溶け残りの心配がありません。

「ガスール」とはモロッコで採取される泥のこと。石鹸ができる以前から洗浄料として使われてきました。水に溶かして使う細かな泥は塗り心地抜群！自然の力で汚れを吸着してくれます。

ガスールが使いやすい洗顔フォームになっているツルリのアイテム。岩塩のスクラブ効果も加えて、不要な角質をしっかり洗い流すことができます。使うときは泡立てネットの使用がおすすめ。しっかり泡立ててふわふわの泡で角栓をケアしましょう。

不要な皮脂をしっかり取り除いて角栓を予防するフォーミィの皮脂取りパック。できてしまった角栓にもアプローチします。洗い流すタイプのパックなので肌へのダメージも軽減。サラサラですすぎやすいところも使いやすいポイントです。

角栓をくっつけて剥がすのではなく、溶かして浮かせる毛穴パックがドクターエルシアから登場。スペシャルケアにおすすめです。角栓を溶かすパッドと保湿をして肌を引き締めるパッドの2つがセットになっています。ケア後の保湿までできるの優秀アイテムです。

角栓ができる原因、正しいケア方法についてご紹介しました！

角栓は一気にキレイにできるものではありません。毎日の汚れが固まってできたものですから、取り除くときも毎日のケアが必要になってきます。正しいケアで肌に優しくつるつる素肌を守りましょう♡