【徹底解説】角栓ができる原因とは?《NGスキンケア&生活習慣》
ザラつきや開き毛穴のもとになってしまう「角栓」。取り除くためには原因に合わせた正しいケアが大切。この記事では角栓ができる原因を徹底解説!スキンケアだけでなく生活習慣までご紹介します。自分に当てはまらないか、ぜひチェックしてみてください。
六本松稲本クリニック 理事長稲本 和也
岡山県の倉敷中央病院で初期臨床研修過程修了後、同院形成外科で後期研修医として採用。その後福岡大学形成外科へ入局し再建外科や抗加齢・美容医療を経験。患者の生活の質の向上を目指し、六本松稲本クリニック形成外科、美容皮膚科を開院。現在医療法人本和会六本松稲本クリニックの理事長として診療している。 日本形成外科学会専門医、日本美容外科学会(JSAPS)会員、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢学会続きを読む
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角栓の原因はズバリ、コレだ!
気になる角栓は取り除くケアだけでなく、角栓ができない肌を作ることが大切。
そのためには角栓を作ってしまう原因を知る必要があります。
角栓を作り出す原因は主に3つです。
- ターンオーバーの乱れ
- 皮脂の過剰分泌
- 乾燥
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーの乱れは毛穴づまりを起こす角質を多く排出してしまいます。
角栓は角質と皮脂が毛穴の中で絡み合って固まってしまったものです。理想的な周期でターンオーバーができている肌は、毛穴の中や毛穴の周辺にある不要な角質がキレイに剥がれ落ちます。
しかしターンオーバーが乱れると、角質は上手く剥がれ落ちることができません。
ターンオーバーが遅くなると角質層自体が厚くなり、毛穴そのものが詰まって皮脂をスムーズに外に出すことができなくなってしまいます。
早すぎるターンオーバーも角栓を作る原因になってしまいます。ターンオーバーを早く進めてしまうと未成熟なままの角質が重なった角質層ができてしまいます。未成熟な角質層は凸凹としており、中途半端に剥がれた角質が毛穴に詰まってしまうのです。
ターンオーバーが乱れてしまう原因は以下の2つです。
- 紫外線によるダメージ
- 保湿不足
紫外線カットや保湿などの普段のスキンケアを徹底することが大切です。
皮脂の過剰分泌
角栓の30%は皮脂で構成されていると言われています。皮脂は毛穴の奥から分泌されるので、あまり多すぎると毛穴から出るときに詰まってしまい、角栓の元になるのです。
また、多すぎる皮脂は開き毛穴の原因にもなります。毛穴の出口がすり鉢状になっている開き毛穴は、汚れや剥がれた角質をキャッチしやすい状態です。開き毛穴は毛穴周辺の角質層に異変がおきている状態でもあり、改善しにくいところも難点です。
トラブルにつながらないためにも皮脂をバランス良く分泌できるように、普段のケアでコントロールしなければいけません。
乾燥
皮脂が多すぎることも原因の一つですが、反対の乾燥も角栓の元になってしまいます。
角質層は「成熟した角質細胞」と「細胞間脂質」で構成されているのですが、乾燥肌の場合「細胞間脂質」が不足しがちです。そのため「角質細胞」が剥がれやすくなっています。
中途半端に剥がれた角質は汚れや脂質を絡め取って、毛穴に詰まりやすいので注意が必要。毎日の保湿をしっかりすることで角質層をなめらかな状態に保つことが大切です。
- 監修者六本松稲本クリニック 理事長稲本 和也
見直し必須?!角栓の原因になるNGスキンケア
角栓を作ってしまう原因をもう少し深堀りしてみましょう!
先ほど紹介した「角栓ができやすい肌のコンディション」を生み出しているものはなんでしょうか?もしかすると普段のスキンケアかもしれません。
今からNGスキンケアを3つご紹介します。肌のバッドコンディションを作りだしていないか、チェックしてみましょう。
肌を摩擦する
肌を過度に摩擦すると角質層が削れて薄くなってしまいます。
普段気をつけているつもりでも、洗顔やクレンジングのときについ擦ってしまったり、顔を拭くときにタオルでゴシゴシしてしまったりすると肌にはダメージを与えてしまいます。
洗顔料やクレンジング剤を十分に使うことで、指先が極力肌に触れないようにしましょう。顔についた水分を拭き取るときはタオルにじんわり水分を吸収させるように優しく押し当てます。
化粧水や美容液を塗るときも擦って塗り広げるのではなく、手のひらや指先を移動させながら押し込むようになじませるのが基本です。
スキンケアをするときだけでなくメイクのときもできるだけ擦らないように気をつけましょう。
クレンジングや洗顔不足
クレンジングや洗顔がうまくできておらず汚れが残ると、毛穴詰まりが起きやすい状態になります。
クレンジングができていないと、ファンデなどメイクそのものが毛穴を塞いでしまったり、肌の油分が過剰になったりしてしまいます。これは角栓が最もできやすい状態です。古い皮脂や汗も肌に残ったままになるので、ターンオーバーの乱れにも繋がります。
洗顔不足は不要な角質がたまる原因です。洗顔は主に肌から自然と出てくるタンパク汚れを落とすものです。角質のようなタンパク汚れはクレンジングよりも洗顔のほうが上手に落とすことができます。
また、クレンジング剤・洗顔料のすすぎ残しは肌に大きなダメージになってしまいます。毛穴が広がったり、肌のターンオーバーが乱れる原因になるので気をつけましょう。特に鼻周りや目元の凹凸が多いところや髪の生え際はすすぎ残しが多いところなので、意識してすすぐ必要があります。
ピンセットや毛抜きで角栓を押し出す
目立つ角栓をピンセットや毛抜きで押し出すケアは、毛穴を傷つけてしまいます。角栓を取ろうと毛穴の周りを擦ると、角質が剥がれるだけでなく毛穴が広がってしまう可能性も。
毛穴周りの角質層が乱れて、角栓が取れたあとの毛穴に角質が詰まりやすくなってしまうでしょう。また無理に押し出したあとの毛穴はとても無防備な状態です。皮膚を守るために毛穴内で角質層を厚くしてしまうこともあるため、余計に角栓ができやすくなってしまいます。
「ついついやってしまう」という方は角栓の悪循環を断ち切るためにグッとこらえましょう。
- 監修者六本松稲本クリニック 理事長稲本 和也
角栓をとるのは気持ちが良いですが、その後のケアをしっかりしないと結局毛穴が広がったり傷になったりしてかえって目立ってしまいますので、注意しましょう。
角栓の原因になるNG生活習慣
角栓ができる原因はスキンケアだけではありません。もしかしたら普段の生活習慣が角栓ができやすい土台を作っているかも。
角栓ができやすくなるNGな生活習慣を3つご紹介します。
睡眠不足
肌は睡眠中にダメージを修復します。ターンオーバーも寝ている間に進められるので、睡眠不足が続いていると肌のコンディションを崩してしまいます。
日中のダメージをリセットして、健康な肌細胞を生み出すためには質の良い睡眠が不可欠。できれば日付が変わるまでに眠れるように生活のリズムを作りましょう。
脂質が多い食生活
脂質に偏った食事を続けていると、皮脂の分泌が多くなってしまいます。毛穴には身体の中のものをデトックスする役割もあるため、多すぎる脂質は毛穴からも排出されてしまうからです。普段からバランスの良い食事を心がけて、油っぽい食べ物はできるだけ避けるようにしましょう。
ストレス過多
ストレスは男性ホルモンの分泌を活発にします。男性ホルモンは皮脂の分泌促進、また角質層を厚くする働きがあります。
皮脂分泌過多と角質層肥厚はどちらも角栓の原因です。ストレスを完全に取り除くのは難しいことですが、上手にリフレッシュする習慣を持つようにしましょう。
- 監修者六本松稲本クリニック 理事長稲本 和也
肌の質は結局は全身の健康状態で大きく左右されます。
いくら部分的なケアをしても、生活習慣が乱れていると、ホルモンバランスの崩れですぐに肌質は低下してしまいます。
角栓対策に必要なケアは?
角栓の原因を作るNGスキンケアと生活習慣をご紹介しました!
それでは、角栓を作らないようにするにはどのようなケアが必要なのでしょうか?具体的な方法を解説していきます!
毛穴づまりの元になる角質や汚れを取る
まずは毎日の汚れを丁寧にリセット!汚れを放置していると、毛穴づまりを起こしたり、肌のコンディションを崩したりしてしまいます。
正しく洗顔やクレンジングを行うことで、日中の汚れはリセットすることができます。
詳しい洗顔方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
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毛穴汚れに強い洗顔料を探している方はこちらもチェック!洗顔料の選び方をバッチリ解説しています◎
皮脂と水分のバランスを整える保湿
乾燥を防ぐのはもちろん、皮脂分泌を過剰にしないためにも保湿は大切です。角栓ができやすい小鼻の周りや顎周りは、意外と塗り残しが多いもの。保湿不足で肌のバランスが崩れてしまっているかもしれません。
角栓ができにくい肌を保つためにも、化粧水や乳液はムラなくたっぷり塗るようにしましょう。乾燥しやすいという方は化粧水の重ねづけもおすすめです。角質層にうるおいが行き渡るように、保湿アイテムは惜しみなく使いましょう。
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目立ってきた角栓はスペシャルケアで優しく除去
できてしまった角栓はとっても頑固!とりのぞくためには肌に優しいスペシャルケアが必要です。
おすすめの方法は毛穴をゆるめてからクレイパックなどを使って角栓を溶かして流すケアです。毛穴をゆるめるにはスチーマーを使ったりホットタオルで温めるといいでしょう。お風呂でしっかり温まったあとも毛穴はゆるんでいる状態なので、角栓ケアのチャンスです。
小鼻に使う剥がして角栓を取り除くパックは毛穴周りの必要な角質まで取ってしまう可能性があります。やりすぎは毛穴が大きく目立つ原因にも。できるだけ肌に優しい方法で角栓を摂るようにしましょう。
- 監修者六本松稲本クリニック 理事長稲本 和也
結局毛穴改善への一番の近道は、地道な日々のスキンケアです。
時間があるときは温めて洗い流して冷やして引き締めるといったスペシャルケアもお勧めです。
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原因を取り除いて角栓知らずのお肌を目指そう!
角栓ができる原因についてご紹介しました!
角栓の原因は一つだけでなく、いくつかの原因が絡んでいる場合がほとんどです。自分に合った方法で角栓に悩まないお肌を目指しましょう◎
- 監修者六本松稲本クリニック 理事長稲本 和也
角栓は無理に取り除いてもすぐに復活します。
日々のスキンケアで予防して減らしていくことが、地道ですが確実な方法です。
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角栓のケアはとても難しく、一人一人に合ったスキンケアで地道に防いでいくしかありません。
まずは自分の肌質が乾燥肌か脂性肌か、混合肌なのかを見極めることが重要です。