あなたの魅力をUPする香水の選び方【香りをまとって記憶に残る女性になる】5つの基本

香水の選び方で一番大切なことは、自分が快く感じる香りを選ぶことです。

口コミの人気商品や異性にモテる香りという情報で選んだとしても、快く感じなければ自分に合った香りではありません。香りはヒトの心理面にも大きな影響をもたらすからです。

快く感じる好きな香りこそが、あなたの理想のイメージそのもの。自分の感覚を信じて好きな香りを探しましょう。

好きな香りの中でも使う場面や目的に合わせて、香りをチョイスするのがおすすめです。仕事のできる女性にみせたいときはユニセックスのシトラス系、デートの時は女性らしいフローラル系など、好きな香りのなかでもいくつかのバリエーションを持っていると香水選びが楽しくなりますよ♪

香水の選び方のポイントの2つ目”香りの分類”は、とても重要なポイントです。香水は柑橘系やフローラル系など、香りの特徴によっていくつかに分類され〇〇系と表現されます。メーカーによって分類数は異なりますが、ここでは代表的な4つの香りの分類を紹介します。

この分類を知っておくだけで香水の特徴が掴みやすくなり、選ぶときの目安になります。

花のような甘い香りのフローラル系は、”シングル・フローラル””フローラル・ブーケ””フローラル・アルデハイド”の3つに分類されます。

ローズ、ジャスミン、すずらん、ライラックなどの花の香りを単独でモチーフにしたシンプルで可愛らしい香り。

＜シングル・フローラル系の代表的な香水＞： ディオリシモ（クリスチャンディオール）

数種類の花の香りを花束（ブーケ）のように合わせた豪華な香り。女性用の香水の半数を占めます。

＜フローラル・ブーケ系の代表的な香水＞： JOY（ジャンパトゥ）

花の香りが合成香料のアルデハイドで特徴づけられた、女性らしい甘さに深みがプラスされたロマンティックな香り。

＜フローラル・アルデハイド系の代表的な香水＞： No.5（シャネル）

レモン、グレープフルーツ、ベルガモット、ライム、オレンジなど柑橘系果物の香り。爽快（フレッシュ）なイメージで、男女問わずにつけられる”ユニセックスタイプ”の香水に多く見られます。

＜シトラス系の代表的な香水＞： シーケーワン（カルバン　クライン）

苔の香りのオークモスをベースに、シトラスやフローラル、アニマルなどを加えたコンビ-ネーションで、重厚で気品が感じられる香り。

＜シプレー系の代表的な香水＞： ミツコ（ゲラン）

東洋や中近東をイメージさせる樹脂類やスパイス、ウッディに、アニマルなをを加えたセクシーでエキゾチックな香り。

＜オリエンタル系の代表的な香水＞： オピウム（イブサンローラン）

シトラス、フローラルなどの代表的な香りの分類（系統）と組み合わせて、より具体的な香りの特徴を表現する場合に、次のような分類があります。

• フルーティー：柑橘系以外の果実の香り（ストロベリー、ピーチ、カシスなど）
• パウダリー：化粧品の粉を思わせる女性的なイメージの香り
• ウッディ：木の香り（サンダルウッド、シダーウッド、パチュリーなど）
• スパイシー：スパイスの香り（グローブ、ペッパー、シナモンなど）
• アニマル：動物性香料の香り（ムスク、アンバーグリスなど）※かつて動物の分泌腺などから採取していた

ここまでフレグランス化粧品を”香水”と表現してきましたが、本来は”パフューム”（英語）や”パルファム”（仏語）という種類を”香水”と呼んでいます。フレグランス化粧品は香水のほかにも気軽に使える”オードトワレ”や練り香水などもあり、ベースの溶剤や香料の配合割合によって呼び名が異なります。香りの持続時間や香り方、つけ方がそれぞれで違うので、用途別に使い分けられるようにチェックしておきましょう。

フレグランスの呼び名の決まりや統一された規格がないので、メーカーは自由に”パルファム”や”オードトワレ”といった名称をつけることができます。同じ”パルファン”という名称のアイテムであっても、メーカーや商品によって香料の濃度や香りの持続時間は異なります。次に挙げている各フレグランスの数値は、目安と考えておきましょう。

＜”オー”（Eau）って何のこと？＞

オードパルファムやオードトワレの”オー”は、フランス語で水のこと。香水はエタノールと水、香料からできています。”オー”がつくと水の割合が多いので香料の濃度は薄く、持続時間が短いフレグランスです。

• 特徴：香料の濃度が高く少量で長く香る、フレグランス化粧品の最上位アイテム
• 香料配合率：15～30％
• 持続時間：5～7時間

• 特徴：パルファムよりやや濃度が下がるので、持続は長めでも価格は抑えめ
• 香料配合率：7～15％
• 持続時間：4～6時間

• 特徴：普段使いしやすい気軽なフレグランスで、数時間香りが残る
• 香料配合率：5～10％
• 持続時間：3～4時間

• 特徴：ライトに香るので全身に纏うことができる
• 香料配合率：2～5％
• 持続時間：1～2時間

• 特徴：ベースは液体のエタノールではなく半固形の油性成分（ビーズワックスやワセリンなど）なので携帯に便利
• 香料配合率：5～10％
• 持続時間：1～2時間

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香水は、時間とともに香りが変化していきます。さまざまな香料から構成され全体としてひとつにまとめられている香水ですが、成分や分子はひとつになったわけではありません。揮発性の高い香料から順に香っていき、最後には揮発性が低く保留性の高い香料が残ります。第一印象の香りと、中心的な香り、余韻の香りとグラデーションのように変化していくのも、香水の醍醐味です。

どんな系統の香りがどのタイミングで香り、余韻として残っていくのかをまとめました。

• 香るタイミング：つけてから10～30分後
• 香りの系統：シトラス系、グリーン系、フルーティー系、ハーバル系

※メーカーによっては、ヘッド（Head）と表現することもあります。

• 香るタイミング：トップノートに続いて30～1時間
• 香りの系統：6～7割はフローラル系

※メーカーによっては、ハート（Heart）と表現することもあります。

• 香るタイミング：つけてから2～3時間後から香りがなくなるまでで、最長では6～7時間のものもある
• 香りの系統：バニラ、ムスク、アンバーやオリエンタル系、ウッディ系、バルサミック系（樹脂の香り）など

※メーカーによっては、ベース（Base）と表現することもあります。

香水を購入するなら、実際に香りを試してみることは必須です。「〇〇系」や「〇〇な香り」といったキャッチコピーと、実際に自分が感じる香りの好みが一致するとは限らないからです。店頭で香水を試しづけをして選ぶ際のポイントをまとめました。

1回の試しづけで香りをかぐのは、2～3種類に留めておきます。ヒトの嗅覚は疲れやすく、一度にいろいろな香りを嗅いでも嗅ぎ分けられなくなるからです。候補に考えていたものや、お店のスタッフに好みを伝えて勧められたものから、厳選したものだけを試しましょう。「わからない」「決められない」「ほかの香水も試したい」場合は、日を改めるなどして別の機会に試すのがおすすめです。

• ① テストペーパーである”ムエット”に香水をつけて試す

ムエットに香水を吹き付けたら、2.3回紙を空中で振ってアルコール分を飛ばしてから香りを嗅ぎます。ムエットにつけることで、体臭と混ざらない純粋な香料の香りだけを嗅ぐことができます。香りが穏やかに感じられるように、鼻から少し離した位置で試しましょう。

• ② 手首に香水をつけて試す

次は手首の内側に1.2回吹きつけ、少し間をおいてアルコールが飛んでから、手をゆっくりと動かしながら香りを嗅ぎます。香水は肌につけると体温で温められて、よく香り立ちます。また純粋な香料の香りだけでなく、体の匂いと混ざり合って変化した香りを嗅ぐことができます。

• ③ 30分後のミドルノートを確かめる

香りが変化する香水では、トップノートの後に香るミドルノートがその香水の中心となる香りです。店頭で試しづけしたタイミングでは確認できないので、つけてから30分ほど経過した後にミドルノートを嗅いで香りを確認しましょう。

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女性らしさ、華やかさ、可愛らしさを感じられるフローラル系の香水は、女性向けの香水の6～7割を占める人気の香りです。初めての香水や自分のオリジナルの香りとして、1つ決めておくのにおすすめです。男性受けがよい”モテアイテム”ですが、女性にも受けがよいのでプレゼントにしても喜ばれます。

• トップノート：スイートピー、スノードロップ、ネロリ、オレンジ
• ミドルノート：エーデルワイス
• ラストノート：パウダリー

甘さのあるスイートピーやスノードロップにネロリやオレンジの透明感が香りたったあと、エーデルワイスが澄んで心地よく広がり、最後にパウダリーが深みを与えます。若々しく可憐なトップノートは、初めての香水をもつ20代の若い女性におすすめ。3つの花にスワロフスキーをあしらったボトルは、キラキラとして見るだけでも気分が上がります。

• トップノート：チェリー、フリージア
• ミドルノート： チェリーブロッサム、スズラン
• ラストノート：ウッド、アンバー

初めにフルーティーな甘さが香りだち、次に柔らかな春の花のようなフローラルが広がって、余韻には女性らしさも感じさせます。オードトワレのライトな香りは強すぎず、普段使いに最適です。年齢も10代～大人の女性まで幅広くマッチする香りです。シリーズの商品ラインナップが豊富で、シャワージェルやボディミルク、ハンドクリームなどもあり、合わせて使えば”香りの印象づけ”がしやすくなります。

• トップノート：オレンジブロッサム
• ミドルノート：ヘリオトロープ
• ラストノート：サンダルウッド

別名”ネロリ”とも呼ばれフローラル系ながら柑橘系の爽やかさも香るオレンジブロッサムのトップノートから、バニラの香りを帯びるヘリオトープのミドルノート、ラストはサンダルウッド（白檀＝びゃくだん）がオリエンタルな深みを感じさせる香水です。

女性らしさのなかにもすっきりとした爽やかさもあり、大人の女性にピッタリ。パリの恋人たちをイメージしたボトルとピンク色で、女性へのプレゼントにも喜ばれること間違いなしです。

• トップノート：ベルガモット
• ミドルノート：ダマスクローズ、ピオニー
• ラストノート：ホワイトムスク

ディオールのフレグランスのロングセラー”ミスディオール”から生まれたブルーミングブーケ。ベルガモットの香りだちに始まり、芳香の代表的な花ともいえるローズやピオニー（芍薬）がふんわり広がって、ラストはホワイトムスクに包まれるフローラル系王道の香りです。

商品ラインナップもパルファムからヘア、ボディケアまで幅広くあるので、香りが軽めのアイテムから試してみるのもおすすめ。

フローラル系は女性用の香水の6割を占める人気アイテムです。もっとフローラル系のおすすめ香水を知りたい方はこちらの記事をチェック！→大人っぽくて上品！おすすめのフローラル系の香水10選【レディースもメンズも紹介】

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爽やかでフレッシュな香りのシトラス系は、男女問わずに使える”ユニセックスタイプ”が多いのが特徴です。男性用の香水の香りが好きな女性は、シトラス系が好みのタイプの可能性大。

• トップノート：レモン、ベルガモット、グリーン
• ミドルノート：ヴァイオレット、ローズ、オレンジフラワー
• ラストノート：ムスク、アンバー

万人受けする爽やかな柑橘系の香り。男女問わず使えるユニセックスタイプのロングセラー商品で、シトラス系の定番です。トップノートはかなりスッキリとした印象のシトラス系で、ミドルノートではフローラル系に移行しますが甘い花のイメージは強くなくナチュラル。ラストは落ち着いた香りが残ります。

フローラル系の甘い香りが苦手な方や、爽やでスタイリッシュな印象を与えたいシーンに最適です。

• トップノート：グリーンマンゴー
• ミドルノート：ロータス
• ラストノート：シカモアウッド

エジプトのナイル川に浮かぶ島からイメージしたフレッシュな香りで、ユニセックスタイプの香水です。フルーティー系から、グリーン系、ウッディ系へと変化し甘さを抑えているので、ビジネスをはじめとしてリフレッシュしたいときなど、さまざまなシーンで使えます。爽やかで軽いイメージがあるシトラス系なのに、上品さも失っていないのはさすがはハイブランドのエルメスです。

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苔の香りのオークモス、ベチバー（樹脂）、パチュリ（香草）、サンダルウッド（白檀）などのウッディ調をベースに、フローラルやアニマルで味付けしたコンビネーションがシプレー。複雑に変化する香りがミステリアスな大人の女性を感じさせます。

• トップノート：ストロベリー、ラズベリー、ベルガモット、ペアー
• ミドルノート：オレンジフラワーアブソリュ、ジャスミンサンバックアブソリュ、ホワイトピオニー、ダチュラ
• ラストノート：パチョリ、ホワイトムスク、アンバー

ひとつの香りを引き立たせるのではなく、パチュリをベースにホワイトフラワーのダチュリを加え、複雑な香りのコンビ-ネーションから生まれたホワイトフローラルシプレー。女性らしいフローラル系甘さの中にもシプレーの深みがスパイスとして加わり、ミステリアスな印象に。いつもよりワンランク上の雰囲気を出したいときにおすすめです。

• トップノート：ベルガモット
• ミドルノート：メイローズ、ジャスミン、ピーチ
• ラストノート：ウッディ、ベチパー

ベストセラー小説のヒロインの名前でネーミングし、慎ましいながらも強い意志を持つ女性を表現したゲランの代表作。爽やかさ、情熱的な香りから、スパイシーで魅惑的な香りへと変わります。キャップが逆さのハートの形のボトルは、アンティークのような存在感。年上の素敵な女性へのプレゼントにもおすすめです。パルファム、オードパルファム、オードトワレと展開しています。

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スパイスや樹脂、パウダリー、アニマルなどのエキゾチックな主張が強いオリエンタル系は、昼より夜、冬より夏が合うイメージで、シトラスやフローラル系とは別に1つ持っておきたい香りです。

• トップノート：マンダリン
• ミドルノート：ローズ、バニラ
• ラストノート：ローズドゥメ

トップ、ミドル、ラストノートはあるものの、つける人や日によって香りの変化が異なるのが特徴的な香水です。すべての女性一人ひとりに魅力があるように、この香水をつける女性それぞれで独自に香るように設計されています。つけてみると、バニラの香りだちが目立つ女性が多いようです。

• トップノート：オレンジ
• ミドルノート：ジャスミン、ローズ
• ラストノート：パチュリ、ヴェチヴァー

二面性のある魅惑的な女性のように、オレンジのフレッシュさのなかにも大人っぽくセクシーな香りも感じさせる軽めのオリエンタル系。女性らしい香りでも、ちょっと人と差をつけたい時におすすめりです。香水のほかにナイト用ミストのロープリヴェ、オードトワレ、サボン、シャワージェルなどがあり、ボディからヘア用までラインも充実しています。

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香水の選び方は、難しく考えないで基本の5つのポイントだけを抑えておけば簡単です。

1. 好きな香りを選ぶ
2. 4つの香りの系統と特徴を知る
3. フレグランスの種類を決める
4. 香りの変化があることを頭に入れておく
5. 試しづけは厳選した2.3種だけ

2～4の基本を知っていれば、あとは自分の好きな香りを選ぶだけ。それがきっと自分のイメージに合う香りです。たくさんあって迷うときは堅苦しく考えるより、花か果物か、木や苔や森林、動物やスパイスなど、感覚で好きと感じる香りを選んでみてください。

香水は人の肌につけると体温や体臭などで変化し、その人独自の香りになります。人気の香水も、あなたの肌でオリジナルの香りに変えてみませんか？

香水はつけ方を間違うとエチケット違反になるシーンもあります。正しいつけ方をチェックしておきましょう！→　正しい香水の付け方とは？ベストなタイミングや付けすぎたときの対処法も解説