シカ化粧水の効果は？韓国・日本製の人気シカ化粧水13種類の口コミや成分を徹底比較

ここ1～2年は空前のシカブームで、定番のシカクリーム以外にもシカ成分配合の化粧水がたくさん登場しています。CICA（シカ）は、ラテン語で「傷」「傷跡」の意味を持ち、ツボクサ由来の成分が含まれています。一体どんな効果が期待できるのでしょうか？

ツボクサエキスには、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。また、皮膚を整える手助けもするので、肌を整えたい人におすすめです。

シカには、肌にうるおいを与え、キメを整える効果が期待できます。キメやハリが出てくると、ハリ不足によるガンコな目立ち毛穴が気になりにくくなるので、毛穴が気になる人にもおすすめです。

季節の変わり目になるといつも以上に肌が敏感になります。肌がカサカサしたり、乾燥による肌荒れが起きやすいです。いわゆるゆらぎ肌には、肌を整えるシカを取り入れれば、肌荒れを防いで肌をすこやかに保つ効果が期待できます。

アピューは、クッションファンデなどでおなじみの「ミシャ」の妹ブランドとして誕生したコスメブランドです。最近は人気韓国アイドルがイメージモデルとなり話題となり、ドンキでも見かけるようになりました。アピューのCICA化粧水の主成分は以下の3つです。

• 水
• ツボクサ葉水
• グリセリン

成分は多い順から表記されるので、水が一番配合率が高いとなると、その他の成分の量自体はそこまで高くなさそうです。ただ、例のツボクサ葉水以外に、吸湿性と皮膚のうるおいをキープする効果が期待できるグリセリンが含まれているのは大きいですね。

また、4番目に記載されている「1,2-ヘキサンジオール」は、肌の状態を整えつつうるおいを与える効果が期待できるので、肌をすこやかに保ちたい人にはもってこいの成分です。

とろみがあるテクスチャーなので、保湿力を感じる口コミが目立ちました。

ツボクサエキスは、肌荒れ予防へのアプローチ力が高い分、保湿力が物足りなく感じる人もいます。アピューのシカ化粧水は、水分量をキープする成分を配合することで、乾燥対策をしているという流れですね。乾燥肌さんにおすすめの化粧水です！

VTは、韓国で知らない人はいないほど超有名なスキンケアブランドで、数多くのシカアイテムが登場しています。最近は、ドラックストアでも見かけるようになりましたね。シカスキンの主成分は、「水」「グリセリン」「BG」の3つです。

BGとは、グリセリンよりややマイルドな吸湿性で、よく保湿剤や防腐剤に含まれています。刺激がほとんどないので、さまざまな保湿系化粧品に用いられることが多いです。4番目は「1,2-ヘキサンジオール」、5番目に「 ペンチレングリコール」が表記されています。

ペンチレングリコールは、1,2-ヘキサンジオールと同じく肌を整えつつうるおいを与える効果が期待できる成分です。ちなみに、ツボクサエキスは少量ですがちゃんと含まれています。ツボクサエキスがメインではなく、その他の成分で皮膚をすこやかに保つ化粧水といった感じですね。

アピューと違うのは、テクスチャーがサラサラしていて肌なじみがいいところです。口コミにも記載がありました。

実は、VTシカスキンのサンプルを何回か使用したことがあります。サラサラしたテクスチャーである程度しっとり感も感じられるので、乾燥肌のわたしには朝用化粧水にぴったりかなと思います。ただ、ハーブみたいな香りは好き嫌いが別れそうです。

VTからシカ化粧水が含まれたトナーパッドがあるのでこちらも紹介しておきます。洗顔後ふき取るだけで、「角質ケア」「皮脂ケア」「ふき取り化粧水」の役割を果たしてくれる時短アイテムです。凸凹したエンボス面でふき取った後、ツルツルした面で肌にうるおいを与える…といった流れ。

朝寝坊した時に頼れるお助け時短アイテムですが、主成分はシカスキンと同じく「水」「グリセリン」「BG」です。角質を柔らかくする効果が期待できる「サリチル酸」や「コハク酸ジエトキシエチル」も含まれています。

ツボクサエキスと一緒に、肌荒れを防ぐ「セイヨウシロヤナギ樹脂エキス」も配合されており、急な肌荒れを防ぎたい人にとって嬉しい成分が多いです。「グリセリン」や「ヒアルロン酸」などうるおいを与える成分もいくつか入っていますが、シカスキンと比べると保湿力はやや物足りない印象。

脂性肌さんは、朝のスキンケアとして丁度よさそうです。

中には、「シートがヒタヒタなものとそうでないものがあった」「敏感肌にこするのは少し怖い」など、トナーパットならではの気になる点を挙げている人もいます。こちらはあくまで「定期的に角質ケアしたい」「朝スキンケアする時間がないズボラ女子」向けの商品といえるでしょう。

VTのシカデイリースージングマスクは、LIPS内でも口コミ数が多い注目アイテムです。主成分は、「水」「グリセリン」「DPG」で、DPGはうるおいを与えつつさっぱりした使用感なのが特徴的。

また、刺激が少なく吸湿性に優れた「カプリリルグリコール」や肌を整える働きがある「ダイウイキョウ果実エキス」が含まれています。実は、化粧水よりデイリースージングマスクのほうが植物由来成分がたくさん含まれていたので驚きました。

使用感は、化粧水よりさらにさっぱりしている口コミが多かったです。

わたしも現在進行形で使用していますが、朝用パックとして持ってこいのシカマスクです。シートは薄めで少しザラザラしていますが、肌に負担がかかる感じはしません。ボックス式で底までたっぷりの液がしみこんでおり、日が経つにつれてシートが乾く心配がないのもありがたいです。

デューイトゥリ―のシカ化粧水は、100時間熟成発酵させたツボクサエキスを使用しているのが特徴です。成分表示も2番目にくるので、ツボクサエキス本来の効果が得られやすい化粧水といえるでしょう。

成分は、全部で6つと非常にシンプルなつくりです。

• 水
• ツボクサエキス
• グリセリン
• BG
• 1、2-ヘキサンジオール
• エチルヘキシルグリセリン

基本的にツボクサエキスで肌荒れを予防して、「グリセリン」「BG」「エチルヘキシルグリセリン」で保湿、「1、2-ヘキサンジオール」が防腐剤の役割があるようです。今までみたいに他の成分と混ぜ合わせながら肌を整えていくやり方とは少し違いますね。

使い方は、「洗顔後の導入美容液」「化粧水として」の2パターンあり、どちらの使い方も好評のようです。

配合率がわからないのでなんともいえませんが、他のアイテムよりツボクサエキスの配合量が高めな印象なので、肌荒れを防ぎたい人は一度試す価値ありです！

ネイチャーリパブリックは、VTと同じくシカ製品を多く展開することで有名なスキンケアブランドです。グリーンダーママイルドシカビックトナーは、500mlの大容量サイズでケチらずバシャバシャ使えるのが魅力。シカ化粧水は、地味に値段がかかるものが多いので、これはお財布に優しいです。

主成分は、「水」「プロパンジオール」「BG」です。プロパンジオールは、肌を整える効果が期待できる植物由来の保湿剤で、低刺激な処方なので多くの化粧品に使われています。

主成分の1つとして毎度登場していた「グリセリン」は、7番目に記載されています。「ペンチレングリコール」や「セラミドNP」など保湿成分もいくつか入っていますが、はたして保湿力が足りるのかどうか…。

また、5番目に記載されている「(C12-14)パレス-2Na」は、そこそこしっかりとした洗浄力を持っています。ゆらぎ肌さんはもしかするとピリピリするかもしれません。ただ、500mlの大容量で思う存分肌に叩き込めるので、コットンパックしたい人にはピッタリです。

ビュースタのシカレシピトナーは、5種類のシカ成分とセラミドによってうるおいを与えつつ肌を整えてくれるシカ化粧水です。5種類のシカ成分の内容は以下の通り。

• ツボクサエキス
• マデカソサイド
• アジアティックアシッド
• アジアチコサイド
• マデカシックアシッド

ツボクサエキス以外の4種類も、ツボクサから抽出した成分なので、「5種類のシカ成分＝ツボクサ」と思っていいでしょう。とくに「アジアチコサイド」は、ツボクサの95％を占めており、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

公式では、「保湿ケア！マルチケア！」と謳っていましたが、口コミを見ると化粧水の重ねづけを推奨していました。

ビュースタの主成分は、「水」「ツボクサエキス」「メチルプロパンジオール」です。ツボクサエキスの配合率が高めなのはポイント高い！ただし、成分の数はデューイトゥリーの約5倍なので、実際はそこまでたくさん配合されていないのかな…という印象です。

保湿後のぬるぬる感が苦手な人や保湿より油田状態の肌をなんとかしたい人に向いています。

リハウは、日本人の敏感な肌に着目して誕生したスキンケアブランドです。パラベンやシリコンなど9つの無添加処方で、ゆらぎ肌さんにも使いやすいアイテムが揃っています。九州・糸島で育てた数種類のハーブを使用しており、原料を可能なかぎり国内で作れるように進めているそうです。

リハウのシカ化粧水の主成分は、「水」「グリセリン」「プロパンジオール」です。植物由来エキスで1番多い成分は、ツボクサではなく「レモングラス葉/茎エキス」で、肌にはりを与えたり皮脂をケアする効果が期待できます。

シカ成分は4種類、セラミド系成分は3種類入っているので、「肌荒れは起きにくくなったけどうるおいが足りない…」という心配はなさそうです。

レモングラスの香りが強い口コミがありますが、こちらは「レモングラス油「レモングラス葉油」の精油が使われているから。人工的な香りではないので、すっきりしていて癒しのスキンケアタイムを演出できます。

シートマスクでおなじみのサボリーノから、ロフト限定でシカ成分配合のシートマスクが登場しました。「無鉱物油」「無香料」「アルコール・メントールフリー」なので、肌につけてもピリピリしにくいのがありがたいです。

サボリーノの主成分は、「水」「グリセリン」「イソペンチルジオール」です。イソペンチルジオールは、保湿によって肌を柔らかくする効果が期待できます。また、保湿成分としてローヤルゼリーエキスも含まれているシートマスクです。

たしかに、若干小さい印象はあります。ただ、日本製の人気パックという信頼感とロフトに行けば手軽に買えるメリットを考えれば、一度は試してみる価値アリです！

コジットのシカ化粧水は、スプレー式のアイテムなので、化粧水としてはもちろんメイク直し時の保湿にもピッタリです。主成分は、「水」「グリセリン」「BG」でVTの化粧水と一緒。

グリセリルグルコシドは、グリセリンとブドウ糖が合わさったもので、保湿以外にメラニンの原因にアプローチする効果が期待できます。また、肌荒れを防ぐ「グリチルリチン酸2K」も含まれています。

ただ、シカ製品では外せない「ツボクサエキス」の記載がないです。ツボクサ成分の一種「マデカッソシド」は記載されています。配合率がわからないのでなんともいえませんが、マデカッソシドはかなり後ろに記載されていたので、ツボクサ効果を期待する人には難しいかもしれません。

口コミを見ると、日本製で貴重なスプレー式シカ化粧水ということもあり、重宝している内容が多いです。

「ミストは粗め」という口コミが多かったので、フィックスミストというよりプレ化粧水として使うのがおすすめです。

イディオは、ヒト幹細胞に着目したスキンケアブランドで、すべての製品にヒト幹細胞が含まるのが特徴。ヒト幹細胞とは、ヒトの皮下脂肪から採った幹細胞のことで、肌の状態を整えてはりを与えます。

主成分は、「水」「BG」「グリセリン」で、「ヒト脂肪細胞順化培養液エキス」が5番目に表記されています。そのほか、「ヒト オリゴペプチド-1」も入っているので、低価格でヒト幹細胞を取り入れたい人におすすめです。

わたしも、ヒト幹細胞に惹かれて使っていますが、サラサラしたテクスチャーで肌なじみはいいです。最初はコットンに浸して使っていましたが、コットンにぐんぐん吸収されたせいで減りが速いと感じました。今は、もっぱらハンドプレス派です。

口コミを見ると、同じような感想の人が多いです。シカに着目した化粧水ではありませんが、肌荒れ予防という点では期待できるアイテムです。

100均でおなじみのダイソーからなんとCICAコスメが登場しました。2021年夏に発売されたばかりですが、SNSを中心に注目され、LIPSでもすでに100件以上の口コミが投稿されています。じつは、この化粧水は医薬部外品です。

医薬部外品の場合は、「有効成分」「その他成分」にわけているだけで、配合量関係なく順不同です。そのため主成分は不明ですが、今までの流れから「精製水」「BG」あたりかなと予想しています。

ちなみに、ツボクサエキスと同等に肌荒れを防ぐ効果が期待できる「ティーツリーエキス」も配合。同じく肌荒れを防ぐ「イソプロピルメチルフェノール」や「グリチルリチン酸カリウム」も含まれているので、皮脂の過剰分泌に悩む人や肌をすこやかに保ちたい人におすすめです。

ただし、メチルパラベンやエタノールも含まれているため、人によっては刺激を感じやすいかもしれません。「少しつっぱる」という口コミも見かけたので、やはり脂性肌さん向けの化粧水といえるでしょう。

乾燥肌さんは導入化粧水代わりに使用すると良いかもしれません！

富士のシカリッチスキンローションは、500mlの大容量で躊躇なく使えるのが魅力。ドンキや一部のドラックストアでも展開しているので、「日本製でコスパがいいシカ化粧水がほしい」という人にはもってこいです。

主成分は、「水」「グリセリン」「ツボクサエキス」で、保湿と肌荒れ予防のバランスが整っている印象です。さらに、「ヒアルロン酸Na」「加水分解コラーゲン」「グリコシルセラミド」も含まれているので、皮膚のうるおいを保つ効果が期待できます。

パラベンや香料が入っているのは気になりますが、敏感肌でなければデイリー使いできそうなシカ化粧水です。量が多いのでボディ用として使う人もいます。

ただし、口コミが1ヶ月前に3件投稿されただけなので、まだそこまで知れ渡っていないようです。公式サイトでは、新商品として紹介されていたので、もしかすると発売されたばかりなのかもしれませんね。

シカ化粧水は、肌荒れを防ぎたい人やキメを整えたい人に適しています。同じシカ化粧水でも、メーカーによって成分が違うのも調べていて興味深かったです。興味がある人は、シカ以外の成分に注目すると自分に合ったシカ化粧水が見つかるかもしれませんよ！