目の“三角ゾーン”ってどこ？これで解決、垢抜けアイメイク決定版！

目の“三角ゾーン”とは目尻の外側にある、三角のくぼみのこと。ここをメイクでどのように塗るかで、目の印象が大きく変わってくるんです。塗り方の変化で、わかりやすい例を出してみましょう。

以前に流行ったギャルのデカ目メイクは、バサバサの黒のつけまつ毛をつけて黒いアイラインで目を囲み、三角ゾーンも埋めるようにメイクしていました。上のLIPSユーザーさんの画像は、当時のメイクがリアルに再現していますね。

筆者も含めたアラサー世代はとても馴染みがあるはず。このメイクもとても素敵なのですが、2021年現在に主流のメイクとは、また少し印象が違うのがお分かり頂けるのではないでしょうか。

時は流れ令和になり、今は「抜け感」を重視したアイメイクが主流になっています。同時にアイメイクで使われるアイテムやメイク技法も大きく様変わりしています。昔の技法しか知らなかった方にとっては、今の自然な三角ゾーンのメイク技法を知ると「え！？そんなところにライン入れてたの！？」と驚くこともあるよう。

実は、現代の自然に見えるアイメイクも、さまざまな技法で工夫を凝らして作られているんですよ！ここからは、三角ゾーンのメイクプロセスをご紹介していきましょう。

三角ゾーンのメイクにも色々な方法があります。今回ご紹介する5つを会得して色々なバリエーションの目元を作れるようになると、今風の垢抜けが叶い、メイクが楽しくなります♡LIPSユーザーの投稿画像も参考にしながら、ぜひチャレンジしてみてください！

最も自然に仕上げられるのは、アイシャドウをメインに陰影をつける方法です。アイラインは上まぶたの幅で仕上げ、アイシャドウのメインのカラーを上まぶたと下まぶたの両方に入れます。そして、一番濃い色を二重幅と三角ゾーンに入れていきましょう。

こうして陰影をつけると、自然な仕上がりに。トレンドのアイシャドウをチョイスすることで、今っぽさも演出できますね！

こちらは、ピンク系のアイシャドウで陰影を付ける方法です。ベースのカラーを上下のまぶたを囲むように乗せ、その内側に明るいピンクのメインカラーを乗せます。

締め色で目尻のラインを延長させたら、その下の三角ゾーンにも落ち着いた赤のメインカラーをほんのり乗せます。

リキッドやジェルのアイライナーで目尻を延長する場合、延長した線の下側が三角ゾーンになります。

ここには、うっすらと影をつけるようにブラウンのアイシャドウを入れます。アイシャドウのメインのカラーも、瞼の延長した線の幅に合わせて塗っていきましょう。

目の横幅が狭くて悩んでいる方はアイラインが少し長めになるように、ややオーバーに行くのがおすすめです。細めに延長したラインの下側が、三角ゾーンになります。

ここにはアイライナーを入れず、ブラウンのアイシャドーで自然に影を入れていきます。アイシャドウを使う色は、締め色のダークブラウンではなく中間のブラウンを使うと自然に仕上がります。

こちらは擬似粘膜ラインと呼ばれる、粘膜色のアイライナーで下まぶたの線を部分的に強調する技法です。下まぶたの粘膜ラインと、上まぶたの延長ラインの間が三角ゾーンになります。ここには、アイシャドウで薄めの色を入れていきましょう。

擬似粘膜ラインを描くには、赤やバーガンディーのアイライナーを使います。下のまぶたには明るい色を入れて涙袋をはっきりさせると、目の縦幅が強調されて目元が大きく見えますよ。

ピンクのライナーで擬似粘膜ラインを入れる方法もあります。その上から薄いブラウンのアイライナーで目頭と目尻の切開ラインを引き、上まぶたの延長ラインと目尻の切開ラインの間が三角ゾーンになります。

その後、三角ゾーンを避けるようにアイシャドウの色上下に塗り、グラデーションを作っていきます。アイラインをアイシャドウでぼかすようにしていくと自然な仕上がりになりますよ。

韓国風のメイクでは、横幅のある切れ長の目を演出します。そのため横幅が足りない方は、上まぶたの延長ラインと目尻の切開ラインを引いて、横幅を延長していきましょう。この時三角ゾーンには色を入れずに、わざと間隔を空けるように引くのがポイントです。

涙袋の影のラインは目頭側につけ、三角ゾーンにはハイライトカラーを入れると自然な仕上がりになります。好みに応じてアイラインの太さを変えてみてはいかがでしょうか。

先ほどと同じ要領で平行四辺形の形を意識するような目の形を作ることもできます。上まぶたの延長ラインはやや上に跳ね上げるように描き、目尻の下の切開ラインは緩やかな弧を描くように描きます。

アイシャドウは、明るいカラーを上下のまぶたに塗って涙袋も作り、メインになるカラーを平行四辺形を意識した場所に入れます。締め色を目尻側に優しく乗せたら、横幅のある韓国風お目目の完成です！

一世を風靡した地雷メイク。地雷メイクを作るには、上まぶたの延長ラインを斜め下にさげるように引くのに加え、下まぶたの切開ラインを黒目の下から真横に引く（＝「地雷盛りライン」と呼ばれる）のが特徴です。

上瞼のラインと下まぶたのラインの間が三角ゾーンになりますが、ここはあえて空白にし、そこ以外の部分にピンクを入れると自然な仕上がりになります。

まず、上の瞼のアイラインを斜め下に下げるように延長して引き、くすみピンクカラーのアイシャドウを上下のまぶたの広範囲に塗ります。その内側には、青みピンクの色をぼかすように入れ、泣きはらしたような目に仕上げます。

そして目尻の三角ゾーンには締め色のブラウンを入れて行き、同じ色のブラウンで下まぶたの地雷盛りラインを描きます。グリッターを涙袋にONすれば完成です。

せっかくメイクをするのに、なんだか古い印象になってしまったり、ダサく見えてしまったり……。「憧れのあの人のようになりたいのに、思ったようにいかない！」ということ、ありますよね。その時は次の4つのコツを意識してみてください。きっとあなたのメイクレベルがワンランクアップするように感じられるはずです♡

アイメイクをする時に、黒いアイライナーの使い方に注意しましょう。黒いライナーはハッキリとしたラインが引ける分、どうしても主張が強く、キリッとした印象に仕上がりがちです。下まぶたを引くときに黒をガッツリ入れてしまうと、不自然になることも。

よりナチュラルで自然な印象にしたい方は、ブラウンのアイライナーをチョイスしましょう。ダークブラウン・ライトブラウン・赤みブラウンなど、今はたくさんの種類が展開されていますよ！

ラブライナー（Love Liner）のラブ・ライナー リキッドアイライナーＲ３は独自の繊密筆と密着液で、なめらかな描き心地のアイライナー。本体のアルミのボトルの重みで、細かい線もブレずに描きやすい独自設計。また、瞳の色に着目し、相性のいい5色を展開しているのも注目すべき点です。

この絶妙なブラウンカラーのファンは多く、2021年9月現在、LIPSのスターレートは星4.9の高評価となっていますよ。「これまで黒のアイラインを使っていたけれど、自然な印象のアイメイクに挑戦してみたい！」という方には、こちらのシリーズのなかでもダークブラウンかブラウンがおすすめです♡

マスカラは太さを出すボリュームタイプよりも、長さを出すロングタイプを使ってみて。太さを出したいからといって何度も何度も塗り重ねてしまうと、ガタガタした“ひじきまつげ”になってしまい、抜け感からは遠ざかってしまいます。マスカラのブラシは縁でよく扱いてから塗りましょう。

また、マスカラの色の選び方もアイライン同様です。黒を使うと、はっきりと目元が強調されますが、自然な印象ではなくなってしまう場合も。より抜け感を出したいならブラウンのマスカラに挑戦してみてください。

デジャヴュ（dejavu）の、塗るつけまつげ ファイバーウィッグ ウルトラロングは、配合されたファイバーがまつ毛の先に繋がるように付き、長さを演出してくれるマスカラです。塗り重ねてもダマになりにくく、自まつ毛の印象を自然にUPしたい方は重宝するはず。

また、フィルムタイプで皮脂・汗・目薬でも滲みにくいため、パンダ目対策ができるのも特徴です。お湯で簡単に落ちるのも優秀ですね！現在4色展開ですが、目元をより自然に演出したい方はナチュラルブラウンがおすすめです♡

目の存在感を強めたい時に、ついアイランだけを濃く太くしがち。これでは少し昔のメイクのような印象になってしまうので気をつけましょう。これを克服するには、目の横幅・縦幅を大きく演出する工夫が大切。上下まぶたのアイシャドウ・ラインの色味を調整して、目元全体の印象を大きく見せるのが今風です。

涙袋は、キラキラのラメを入れて若さや幼さを強調するだけのものではありません。ファンデーションよりも少し明るめ色のマットなベージュ系アイライナーで部分的に強調することで、目元の印象が明るくなることも。これまで躊躇していた方は、ぜひ一度挑戦してみて。

ヴィセの（Visée）の、リシェ ブラウンズ クリーミィペンシル アイライナーの展開のなかに、1色だけベージュ系カラー（SP001番）があるのはご存知でしょうか？ これが涙袋にぴったりということで、LIPSでも密かに口コミが集まっているんです！

体温付近で溶けるワックスが配合されているので、とろけるような描き心地で繊細なラインも自在に表現できます。このSP001番だけパールが配合されているので、目元の印象を明るく華やかに仕上げてくれますよ♡

目元の印象をコントロールするのが、今話題の切開ラインです。整形メイクのような技法ですが、日常のメイクに取り入れている方も増えている模様。

目と目の間隔が離れている遠心顔さんは、目の内側の目頭部分に切開ラインを引くことで自然な印象に仕上がります。

反対に、目と目の間隔が近い求心顔さんは、目の外側の目尻部分に切開ラインを入れることで、顔のパーツのバランスが整って見えますよ。

これら切開ラインの引き方で、目の横幅や三角ゾーンの印象をコントロールできるので、自分が納得できる長さや位置を見つけてみましょう！

ウズ（UZU BY FLOWFUSHI）のアイオープニングライナーも、繊細なラインが引けるアイライナーの1つです。大和匠筆（TM）の描き心地、持ちやすさを追求した8角形のフォルム、水・皮脂・湿度にも強い……など、機能性もばっちり！

色展開が豊富で、ネイビーやパープルといった珍しい色があるのにも注目したいですね。切開ラインや擬似粘膜ラインを引くなら、バーガンディーかピンクがおすすめです♡LIPSベストコスメ2020年間アイライナー部門で第3位を獲得した実績のある人気アイテムですので、ぜひお試しあれ！

それでは最に、三角ゾーンにまつわるよくある疑問にお答えしていきたいと思います。

すっぴんの状態で目尻の三角ゾーンに黒い色素沈着のような影がある場合、ベースメイクを作る時にコンシーラーなどで一度影を隠してからアイシャドウをのせると、綺麗に発色するようになります。

目元は眼輪筋という顔の筋肉がよく動く場所なので、表情が動いてもよれにくいコンシーラーやファンデーションでベースを仕上げるようにすると、一日中崩れずに、アイシャドウの発色の良さも保てるでしょう。

「今トレンドになっている切れ長の目にしたいけれども、生まれつき目の形が丸くて、切れ長にならない」と困っている方も多いようです。その場合はやはりアイライナーなどを使う必要があるでしょう。

前述したメイク技術を参考に、上まぶたを延長する線を書いたり、下まぶたを横に延長するライン（切開ラインや地雷盛りライン）を入れてみてください。二重を延長するダブルラインもおすすめです。

これらのラインで目の形を補正するようなメイクをすれば、三角ゾーンの広さもコントロールできますよ♪

顔には“三角ゾーン”と呼ばれる場所が他にもあります。メジャーなのは目の下にある頬の三角ゾーン。ちょうどチークを入れるあたりから少し内側にかけて逆三角になる部分のことです。毛穴が目立ちやすくニキビもできやすい場所なので、スキンケアを念入りにしましょう。

これまでアイメイクの方法に悩んできた方は、「あの子って一体どんな風にアイメイクしているの？」という疑問を抱いてきたのではないでしょうか。メイクのプロセスはじっくり学ぶ機会が少ないため、知ってるようで知らないことって多いですよね。

この記事を参考に、ぜひ色々な技法を使ってアイメイクを楽しんでみてください。“三角ゾーン”に色をどう入れるかで、目元の印象が大きく変わってきますよ！