肌断食中に日焼け止めは塗る？おすすめな市販日焼け止め・UVパウダー8選

「肌断食」とは、肌本来の力（バリア機能など）を引き出すために、基礎化粧品やメイクなどを断つ美容法のことをいいます。

コスメディ製薬株式会社の解説*によると、過剰なケアやメイクによって低下した肌本来の機能を引き出したり、化学物質の塗布や摩擦による刺激をなくすことで、肌の調子を向上させる効果が期待できるようです。

本格的な肌断食では、水洗顔のみで洗顔料・クレンジング・日焼け止め・スキンケア・メイクアップコスメの使用を一切断ちます。乾燥が気になった時は、白色ワセリン（不純物を取り除いた純度の高いワセリン）のみ塗布します。

しかし、石鹸で落ちるミネラルコスメに変更してクレンジングを断つやり方や、日焼け止めだけは使用するやり方、休日だけ肌断食など、ソフトな肌断食を行っている方もたくさんいます。

必ずしも全部断たなきゃ意味がない、というわけでないので、興味がある方はやりやすい方法から始めてみましょう。*コスメディ製薬株式会社.【30代からの美容法】肌断食の効果と成功できるやり方をご紹介

肌断食には色々なメリットが挙げられています。

健栄製薬の解説*からは、過剰なスキンケアは古い角質が溜まることからターンオーバーが乱れやすくなるので、肌断食にはターンオーバーの正常化が期待できるといわれています。

ターンオーバーが正常化すると、外部刺激から肌を守るバリア機能やうるおいがキープされる効果が期待できます。肌荒れが起こりにくくなり、肌のキメも整います。

また、過剰なスキンケアやメイクによる摩擦やメイクアップコスメの成分は、肌にとって負担になりがちです。そうした刺激がなくなることから、肌への負担が抑えられます。*健栄製薬.【医師監修】肌断食で乾燥肌の改善が期待できる？正しい方法や注意点も解説

本格的な肌断食の方法では、肌断食している間は日焼け止めも塗らないことになっていますが、個人的に外出の際は日焼け止めを塗るのを推奨いたします。

紫外線曝露は肌老化や肌トラブルの原因になるからです。

石鹸や洗顔料で落ちるタイプの日焼け止めを使用すれば、クレンジングを使用しなくて済むので、肌断食中にも使いやすいです。

日焼け止めに抵抗ある方は、UVカット機能を備えたパウダーの使用がおすすめです。

肌老化の原因の80％が紫外線によるものといわれるくらい、紫外線は肌の大敵です。紫外線はシミ・乾燥・たるみ・シワなど、あらゆる肌トラブルの原因となります。肌断食中も、紫外線対策は忘れないようにしましょう。

肌断食中に限らず、普段から日傘、ツバの広い帽子、サングラス、UVカット眼鏡、アームウォーマーなどを身に着けて、紫外線から肌を守るようにしてください。

肌断食中も、外出する日は日焼け止めを塗るのを推奨いたします。

日焼け止めを塗る際は、紫外線吸収剤未使用のノンケミカルタイプの日焼け止めがおすすめです。ノンケミカルタイプの日焼け止めは、紫外線を乱反射させる紫外線錯乱剤のみを使用しているため、肌への刺激が少ないといわれています。

「公益社団法人 日本皮膚科学会」によると、紫外線錯乱剤だけでも、UVAからUVBまで遮断できるといわれています。

また、紫外線が強い日など、強い遮断力を要する場合は、吸収剤入りが効果的とのことです。

市販で買える肌断食中におすすめな日焼け止めを紹介します。

肌への負担を抑えた、敏感肌向けの日焼け止めがメインになります。

キュレルのUVエッセンスは、紫外線吸収剤無配合・無香料・無着色・アルコールフリーの低刺激設計で肌断食中にもおすすめです。

保湿成分と消炎剤配合で、紫外線・乾燥から肌を守り肌荒れも予防してくれます。「SPF30／PA++」の程よい紫外線防御力なので、デイリー使いにぴったり◎

ノブのUVミルクEXは「SPF32 PA+++」の適度な紫外線防御力に、お湯で簡単に落とせる処方で、肌断食中の使用にぴったりです！

みずみずしく軽やかな付け心地に、紫外線吸収剤・香料・着色料をカットした無添加処方。

乾燥肌におすすめな、ヒアルロン酸配合のミルクタイプの日焼け止めです。

「SPF50+ PA++++」と高い紫外線防御力と、スキンケア機能を兼ね備えた韓国コスメの日焼け止めです。

紫外線吸収剤不使用に、シカ成分といわれるツボクサエキスやピクジェノールなどの整肌成分を配合した、肌のことを考えた設計。敏感肌におすすめです。

べたつかずに密着する爽やかなクリームが、しっかりとUVカットの保護膜を形成して、肌を守ってくれます。肌だけでなく、地球環境のことも考えたクリーンビューティーコスメ。

日差しが強い日でも心強い「SPF50 PA++++」の高い紫外線カット効果と、肌に嬉しいノンケミカル処方を兼ね備えた日焼け止めです。

ノンケミカル処方に見られがちなきしみを抑えた、みずみずしくなめらかなつけ心地。豊富な植物保湿成分が、肌を紫外線だけでなく、乾燥からも守ります。

石鹸やボディソープで簡単にオフできるので、肌断食中にぴったり。

「SPF50+ PA++++」の高い紫外線防御力にウォータープルーフ処方で、春夏の紫外線が強い日にも頼もしい日焼け止めです。

ノンケミカル処方に、ツボクサエキスやハトムギエキス、セラミド、ビタミンC誘導体などトリートメント成分を盛りだくさん詰め込んだ、肌に嬉しい設計。

さらに、殺菌有効成分と抗炎症有効成分のW配合で肌荒れ・ニキビ予防効果も備えています。

※ウォータープルーフな分、顔に塗ったのを落とす際にはクレンジングが必要になります。肌断食中は、紫外線が強い日や、長時間外に出る日に使用するのがおすすめです。

「本格的に肌断食したいから、日焼け止め塗るのは抵抗ある…」という方は、UVカット機能を備えたパウダーを塗るのがおすすめです。

日焼け止めを塗る派の方も、日焼け止めのうえにパウダーを重ねることで、より高い紫外線防御効果が期待できます。パウダーなら日中の塗り直しも簡単です。

フェイスパウダーの使い方・塗り方＆ツヤ肌・陶器肌になる口コミ高評価のおすすめパウダー20選

紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方に石鹸でオフできるトゥヴェールの日焼け止めは、肌断食中にぴったりです。

「SPF50+ PA++++」という高い紫外線防御力を備えているので、日焼け止めを塗るのに抵抗がある方も、パウダーだけで紫外線対策ができます。

整肌成分フラーレンや保湿成分セラミドなど、多くのトリートメント成分が肌荒れや乾燥から肌を守ります。

エアリーな付け心地のままで、毛穴や色むらをカバーしてなめらかなセミマット肌に仕上げる、ミネラルファンデーションです。

紫外線吸収剤のほか、界面活性剤・鉱物油・シリコン・タール系色素・香料・防腐剤・アルコールをカットした8つの無添加処方で、肌への負担を抑えながらメイク・UV対策が叶います。

紫外線防御力はデイリー使いにぴったりな「SPF30 PA++」！石鹸で簡単にオフできます。

軽い付け心地のまま「SPF50+PA++++」と心強い紫外線防御力を備える、ノンケミカルUVパウダー。

天然ミネラル成分に加えて、しっとりうるおうピュアシルクパウダーを配合。透明感とうるおいのあるツヤ肌をキープします。

クレンジング不要で、石鹸とぬるま湯だけでオフできます。日中の塗り直しにもおすすめ。

肌断食中は、今回ご紹介したような洗顔料や石鹸で落ちる日焼け止めを使うようにしましょう。

日焼け止めを落とす際は、特に合成化学物質を使用していない、純石鹸（無添加石鹸）で洗顔するのが推奨されています。

無添加石鹸とは？メリット・デメリットと選び方を解説しつつおすすめ６選もご紹介

配合成分は石鹸成分のみの、無添加純石鹸。肌断食中の洗顔や、日焼け止めを落とすのにおすすめです。

もこもこのボリューム泡で皮脂汚れまですっきり洗浄できて、洗いあがりはしっとりします。

スキンケアやメイクを敢えて控えたシンプルケアで、肌の調子を整える肌断食。肌断食を行っている時も、紫外線が強い日は日焼け止めやパウダーを使った紫外線対策を行うのがおすすめです。

肌の調子を細かく観察しながら、自分に合った日焼け止めや肌断食の方法を見つけてくださいね。