≪市販≫白髪染めのコツは？生え際・後ろの髪・リタッチのやり方まで徹底紹介！セルフ白髪染めにおすすめのアイテムも

セルフで白髪染めをすると髪色がムラになったり、すぐ白髪がキラキラと目立ってしまったりと「キレイに髪色が染まらない」経験をしたことはありませんか。自宅で市販の白髪染めを使ってムラなくキレイに髪を染めたいときは、白髪の特徴を知ってやり方のコツをチェックしておくことが大切。

特に市販の白髪染めは、美容室よりもリーズナブルで時間もかからずに仕上げられます。一方で、色ムラになりやすいというデメリットもあるので注意が必要です。でも白髪染めのやり方のコツをしっかり押さえておけば、セルフの白髪染めでもキレイな髪色を楽しむことができますよ♡

そもそも白髪とは、髪色の元となる『メラニン色素』を含んでいない毛のことを指します。毛自体の色が光の反射で白っぽく見えるのが特徴です。

白髪は水を弾きやすく通常の毛よりも色が染まりにくいため、市販の白髪染めを使う量が少ないと髪色がムラになりやすく、キラキラとした白髪が目立ちやすくなったり、根元が染まりにくかったりします。

市販の白髪染めでセルフヘアカラーをするときは、キレイな髪色を楽しむためにも事前の準備をしっかりしておくことが大切です。このような点を意識しながら準備を進めてみましょう。

• 髪の長さに合わせて多めに市販の白髪染めを用意
• 染める前の髪よりも1トーン明るめのものを選ぶ
• 事前に目立たない部位でパッチテストする
• 汚れてもいい服装や、タオルを準備
• 白髪染めを行う部屋を温める
• 染めた後に使うヘアトリートメントを用意する

使う白髪染めの量が少ないと色ムラになりやすく、白髪がキラキラとまばらに目立ってしまう場合も。市販の白髪染めはメーカーによって内容量が異なるので、髪の長さに必要な推奨量をチェックしてから、事前にやや多めに用意しておきましょう。

また使ったことがないメーカーの白髪染めや、敏感肌さんの人は、使う前に色が目立たない肌で事前にパッチテストをしておくのがポイント。白髪染めのタイプによって使い方も異なるので、使用前に使う商品の説明書をしっかり読んでおくのも大切です。

白髪染めの準備を終えたら、セルフヘアカラーを始めましょう。髪に染料をつける前にこんな下準備をしておくと失敗しにくいキレイな髪色に近づきますよ。

• おでこのキワや、襟足などにワセリンを塗る
• 髪全体を均一に乾いた状態にする
• 髪を4～6ヵ所に分けてそれぞれを軽くまとめる

髪が湿っていると、均一に白髪染めがなじみにくく、色ムラのある仕上がりになりやすいので要注意です。事前にシャンプーした後はしっかりと髪を乾かしてから、白髪染めを塗るのがおすすめ。

また染料を塗る前に髪全体を4〜6ヵ所ぐらいに分けておくと、少量ずつなじませやすくなります。縦方向に分け目ができるように分けて、ヘアクリップでまとめておくと◎！

下準備が完了したら白髪染めを髪につけてなじませましょう。セルフの白髪染めの場合でも、このようなコツを押さえておけば髪色にムラができにくいのでおすすめです。

• 髪の根元から染料を塗り始める
• 1度にたっぷりとつけずに一定の量を髪につける
• 塗布に時間はかけない
• 説明書きの放置時間を守る
• 染料は洗い流す前に乳化させる
• 洗い流した後はトリートメントで保湿

髪の根元は毛先よりも染まりにくいので、最初に白髪染めをつけましょう。染料をつけるときは、1度に大量につけるのではなく少しずつ髪につけると均一になじみやすくなりますよ。

「しっかりと染めたいから」といって、染料をつけたままの髪を何時間も放置してしまうと頭皮や髪が傷む原因になる可能性も。商品の説明書きにある放置時間内を守ることが大切です。

染料を洗い流すときはすぐに髪をお湯で濯がずに、少量のぬるま湯を手にとって、髪や頭皮についた染料となじませる『乳化』をさせてから流しましょう。白髪染めを乳化させることで、頭皮や髪に余分な成分が残りにくくなります。乳化をしっかりした後はぬるま湯のシャワーでよく洗い流し、最後にトリートメントで保湿をして指通りのなめらかな髪に整えればOKです。

白髪染めに含まれるカラー剤は、「染めるときの部屋の温度が高いと髪が染まりやすい」と言われています。でも白髪染め自体をしっかりと温めるというよりも、浴室や洗面所などの室内の温度を暖かい状態にしておくのが◎！特に冬場は室温が低いので暖かい室内で白髪染めを常温に戻してから、暖かい室内で使うのがおすすめです。

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前髪やうなじなどの生え際や、つむじなどの分け目は「しっかりと白髪染めを塗ったつもりでも白髪が目立つ」とお悩みの人も多いです。その場合は染料を根元に塗る前に、生え際や分け目から塗り始めると、他の部分よりも放置時間が長くなるのでおすすめです。

また白髪染めをなじませた後にティッシュ、もしくはペーパータオルを気になる部分に貼りつけ、さらにその上からラップをかけて放置時間を過ごしてみましょう。染料が液ダレしにくくなり、髪により染料の成分が密着してムラになりにくくなりますよ。

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自分では見えない後ろの髪をセルフカラーするのは大変です。「キレイに塗ったつもりがまばらの髪色になっていた」なんて経験がある人もいるのではないでしょうか。こんな風に工夫してみると、後ろ側の髪も染めやすくなりますよ。

• 後ろ側の髪を左右に分けてまとめる
• 大きめの鏡を2つ用意して、合わせ鏡にしながら後ろをチェック
• 分けた毛束を持ち上げながら、少しずつ塗布する

後ろ側の髪は左右に分けると、根元から染料をつけやすくなります。毛束を持ち上げて根元から染料をつけると、ムラになりにくいのでおすすめです。髪全体につけた後は、目の粗いクシで髪をとかして染料を均等になじませるのも◎！

また白髪が浮きやすいところは先ほどの生え際と同じように、染料をなじませた部分の上にペーパータオルを置いて、さらにラップを上から被せるとカラーがなじみやすくなりますよ。

『リタッチ』とは、ヘアカラーが落ちやすい部分だけをキレイに染め直すこと。ただ部分的に染め直すのは色ムラができやすいので、髪全体を白髪染めするよりも難しいと感じている人も多いです。セルフ白髪染めでリタッチをするときは、このような部分を意識しながら挑戦してみてください。

• 色落ちしやすいおでこの生え際・分け目からつける
• 白髪が目立つ部分＋1cmの範囲に染料をつける
• 染料をつけ忘れた部分がないか、鏡でさまざまな角度をチェック

リタッチで髪の広範囲に白髪染めをつけると色ムラになりやすく、髪への負担も大きくなります。白髪が目立つ範囲からあまり広げずに、＋1cmぐらいを目安に染料をつけるのがポイントです。広範囲になじませると、周囲の髪色とムラが出てしまうので注意しましょう。

おでこの生え際や、分け目は色落ちが目立ちやすいので、キラキラとした白髪が気になる人も多いですよね。リタッチする場合も最初に目立つ部分から塗り始めましょう。

市販の白髪染めはこのようなタイプに分かれています。それぞれに染め方の特徴ややり方が異なるので、自分の髪の状態に合わせて使いやすいものを見つけてみてください。

• クリーム
• 泡状
• ヘアマニキュア
• 部分染め（洗い流さないタイプ）

クリームタイプは、粘度があって狙った部分の髪に塗布しやすいタイプの白髪染め。薬剤が1液・2液に分かれていて、使う直前で2つを混ぜ合わせてからつけるタイプもあります。髪につける量を調節しやすく、根元や、生え際などの部分的なリタッチにもおすすめです。クリームタイプの染め方は、このような点を意識してみてください。

• 1液と2液を混ぜたら放置せずにすぐ使う
• クリームをコームで少しずつ根元からつける
• クリームが髪にしっかりなじむように目の粗いコームでとかす
• 根元はもう一度コームでクリームを重ねづけする

クリームは狙った部分にポイントでつけやすいので、髪全体を均一になじませるには少々時間がかかります。コームで髪をとかしながらつけると、根元から毛先までムラになりにくく、白髪の目立ちにくいキレイな状態に仕上がりますよ。

泡タイプの白髪染めは、クリームのように混ぜ合わせる手間がかかりません。ボトルから泡状で出てくるので、時間をかけずに手早く白髪染めをしたいときに便利です。ただ狙った範囲にピンポイントでなじませるのは難しいので、髪全体をムラなく均一に白髪染めしたいときにおすすめです。泡タイプを使うときは、以下のようなポイントを意識してみてください。

• 泡を根元にしっかり密着させる
• 指先で泡を髪の毛に揉みこむようにする
• 商品によっては髪の長さに合わせて2品分必要になる場合も

泡状の白髪染めの場合は空気を含んでいるので、指先で髪の毛を揉みこむようにすると根元に密着しキレイになじみやすくなります。また長さのあるヘアスタイルのミディアム・ロングヘアの場合は思った以上に量が必要になる可能性があるので、同じ商品を多めに用意しておくと◎！

ヘアマニキュアタイプの白髪染めは脱色剤が配合されていないものが多く、髪の毛を包みこむように色を定着させてくれます。髪にかかる負担が少ないので、白髪染めを繰り返している人や脱色の成分が気になる人にもおすすめです。一方で脱色せずに染毛するので、暗めの髪色を明るいカラーに染めるのが不得意というデメリットも。ヘアマニキュアタイプを使うときは、以下のポイントに気をつけてみてください。

• 目の粗い大きめのコームを使う
• 液ダレ対策をする
• 1度染めると色落ちするまで次の髪色が染まりにくい

ヘアマニキュアは泡状・ゆるめのジェル・液体に近いローションタイプとさまざまな形状があります。特にジェルやローションタイプは1度にたっぷりとつけてしまうと、液ダレで皮膚や衣類に染料がついてしまうことも。少しずつコームで髪につけてからとかして、再度重ねつけすると液だれしにくく、髪色もムラになりにくいですよ。

またヘアマニキュアの場合は毛をコーティングするように染料が入るので、1度染めた後は色落ちするまでヘアカラーが入りにくくなります。カラー選びには気をつけましょう。

洗い流さない部分染め用の白髪染めは、出かける前の短時間で手軽に白髪を目立たなくできるのが大きなメリットです。一方で1回シャンプーをすると色が落ちてしまうので、落ちる度につけ直さなければいけない手間がかかります。こんな風なやり方を意識すると、気になる部分の白髪が目立ちにくくなりますよ。

• マスカラタイプは白髪1本1本に色をつける感覚で
• コンシーラータイプは皮膚よりも髪色に近い色を選ぶ
• スティック部分は1度にたっぷりつけず、髪色を確認しながらつける

洗い流さないタイプの部分染めは、形状によってカバーしやすい範囲や、髪の雰囲気が異なります。白髪が目立つ部分に合わせて複数のアイテムを使い分けるのもおすすめです。

セルフで白髪染めを色ムラなく仕上げたいときには、自分の髪の状態に合うものや使いやすいタイプを選びましょう。市販の白髪染めでおすすめしたいヘアカラーを6つご紹介していきます。

syoss(サイオス)の『オレオクリーム』は、ハイクオリティのホホバオイル、アーモンドオイル、ローズヒップオイル、ピュアオイルで品のあるツヤ髪へ導くクリームタイプの白髪染め。何度もセルフで白髪染めを繰り返している人や、髪のダメージが気になる人にもおすすめです♡

ウエラの『ウエラトーン ツープラスワン クリームタイプ』は、液ダレしにくい密着力のあるクリームで染料を根元までしっかりとつけやすい白髪染め。全25色とカラー展開が豊富なのも魅力です。薬剤にエッセンスを一緒に混ぜて、ツヤのあるなめらかな髪を演出できますよ。

ロレアル パリ( LOREAL PARIS)の『エクセランス R クリームタイプ』には、染髪後に使うシャンプーとトリートメントのセットがついているので白髪染め初心者さんにもおすすめ！ヘアカラー剤には髪にうるおいを与えてくれるアミノ酸が配合されているので、髪のパサつきが気になる人にも◎。アフターシャンプーでは染料で乱れやすい髪のph値を整えてくれるので、指通りなめらかな髪を目指せますよ。

カラー剤を混ぜ合わせて使うのが苦手な人におすすめなのが、サロン ド プロの『泡のヘアカラー・エクストラリッチ(白髪用)』。そのまま髪になじませて揉みこむ泡タイプなので、白髪染めにかかる時間を短く済ませたいときにもぴったりです。髪にうるおいとツヤを与えてくれる6種類の自然由来の成分も配合されていますよ。またアンモニアフリーで、ヘアカラー特有の匂いが苦手な人にも◎。

ブローネの『ヘアマニキュア』は、白髪染めヘアカラーに多いジアミン系の成分が苦手な人にも使いやすい白髪染めヘアマニキュア。ドラッグストアで購入可能で、手軽に白髪染めをしたいときにもおすすめです。頭皮や、皮膚に色がついてしまったときに使えるリムーバーが付属されているのも嬉しいですね。

HAIRICHE(ヘアリシェ)の『ナチュラルエアリーカラー』は髪に負担のかかりやすい脱色剤は使わず、ボタニカルの成分を配合した医薬部外品の白髪染め。薬剤を混ぜ合わせる手間がいらない濃密で弾力のある泡タイプなので、手軽にセルフ白髪染めに挑戦できます。根元まで染料が密着しやすく、簡単にツヤのある美しい髪を演出してくれますよ。フローラルな香り。

セルフ白髪染めがなかなかうまくいかなかったり、キレイに染まっても時間が経つと白髪だけがキラキラと浮いてしまったりするとショックですよね。髪の毛全体を染め直すのが難しいときや、染髪の時間がないときには、手軽に使える洗い流さないタイプの白髪染めでレスキューしてみては♡

ウエラの『ウエラトーン リタッチコンシーラー』は、生え際や分け目にキラキラと目立ちやすい白髪を周囲の毛と違和感のない状態で目立たなくさせてくれるパウダー状の髪用コンシーラー。ベタつきにくいサラッとしたテクスチャーの粉状で、やわらかい髪の毛のようなナチュラルな雰囲気に！雨や汗で落ちにくいウォータープルーフ加工なのも嬉しいですね。

短くピンとした白髪が目立ちやすい、分け目や生え際を目立たなくさせたいときにおすすめなのがサロン ド プロの『カラーオンリタッチ 白髪かくしEX』。アーチ型のブラシ状で短い白髪にもピンポイントでつけやすく、周囲の毛となじませてナチュラルに目立たなくさせてくれます。落ちにくく乾きやすいタイプなので、急な雨や汗をかいたときの色落ちが心配な人にもおすすめです。全5色。

やや広めの範囲にある白髪を目立たなくさせたいときに便利なのが、サロン ド プロの『リタッチワイドマーカー』。ドバッと1度に液が出にくい幅が広めのマーカー型なのが魅力的です。白髪にしっかりと密着しながら周囲の髪色となじみ、ふんわりとナチュラルな雰囲気に♡海藻エキスが髪にうるおいを与えて自然なツヤ髪を演出してくれます。

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