【スキンケア中に出るモロモロの原因とは?】下地・クリームを塗るときに”もろもろ”しない3つの対策方法を徹底解説!
クリーム・オールインワンジェルを塗ったときや、メイク前に出る”モロモロ”。この正体・原因は一体何?モロモロが出にくいスキンケア・ベースメイクなど対策方法を徹底解説。摩擦レスに仕上げることが可能なベースメイクツールのおすすめ商品も紹介します。
東京八丁堀皮膚科・形成外科平山 真奈、望月 香奈
皮膚科専門医の姉マナ(左)と形成外科専門医の妹カナ(右)による「丁寧なカウンセリング」と「専門医ならではの高い技術」で、多くの患者様から信頼を得ている。保険診療から専門的な美容診療まで、幅広い選択肢の中から一人ひとりに最適な治療を提案するのがモットー。双子ドクター『マナカナ先生』としてSNSでも美容に関する情報を積極的に発信し、人気を集めている。続きを読む
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スキンケアやメイク中に出るモロモロ(もろもろ)。原因や正体とは?
スキンケア中や朝のメイク前、肌表面にモロモロとカスのようなものが出てしまった経験はありませんか?水で流さないとなかなか取れないし、手でひとつずつ取るのは至難のワザ。できれば出ないように普段から対策したいですよね!モロモロ(もろもろ)の正体や原因・対策方法を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
クリームや下地などスキンケアコスメに配合されているシリコン系成分
モロモロの正体として考えられるもの、1つ目は化粧水・美容液・クリーム・オールインワンジェルなどに含まれるシリコン系成分。下地やファンデーションなどベースメイクコスメに配合されている場合もあります!主なシリコン系成分はジメチコン・カルボマー・ヒドロキシエチルセルロースなどで、皮脂中の塩分や他の化粧品の成分と反応して白くカスのように出てくることも。
合成ポリマーは化粧品にとろみを付ける成分
よくスキンケアコスメに含まれているカルボマーは合成ポリマーと呼ばれていて、増粘剤としての役割があります!化粧品にとろみを付けたり、ゲル状にしたり。さらにツヤを出したりする役目も果たしている優秀な成分なんです。
分子量の大きいヒアルロン酸やコラーゲンもモロモロの正体かも
シリコン系成分の他に考えられる原因としては、保湿成分として多くのスキンケアコスメに配合されている『ヒアルロン酸(ヒアルロン酸ナトリウム)』や『コラーゲン』などがあげられます。これらは分子量が大きいため角層まで浸透しきらず、肌表面に残ってしまうことがあるんです!その状態で肌を擦ってしまうと、モロモロとカスが出てしまうことも。
また肌のうるおいが十分なところに付けるとモロモロが出やすいという特徴もあります。他のスキンケアコスメと組み合わせる際には、付けすぎに注意が必要です!
- 監修者東京八丁堀皮膚科・形成外科平山 真奈、望月 香奈
分子量を小さくした『加水分解ヒアルロン酸』はモロモロが出にくい
この分子量の大きいヒアルロン酸(ヒアルロン酸ナトリウム)を改良したのが”加水分解ヒアルロン酸”です。加水分解ヒアルロン酸は分子量が小さく、角層まで浸透しやすい特徴があるためモロモロが出にくく化粧水や美容液向けの成分と言われています!
さらっとした使用感が人気の成分ですが、分子量の大きいヒアルロン酸ナトリウムと比べると保湿の持続力は低めです。
モロモロが出ても肌への有害性はない
合成ポリマーは毛穴に詰まってしまうのでは?と敬遠されることがありますが、カルボマーなどは水溶性なので洗顔すれば水と一緒に流れます!また皮膚呼吸を妨げる影響については科学的根拠もないので、肌荒れ・肌トラブルなどに繋がるようなことはほぼないと考えて良いかもしれません。
また保湿成分のヒアルロン酸ナトリウムやコラーゲンなども、もともと肌が持っている成分です。モロモロが出てしまっても肌への有害性はないと言っても良いでしょう。
- 監修者東京八丁堀皮膚科・形成外科平山 真奈、望月 香奈
モロモロが出ることが多く、肌に保湿の不十分さを感じている方は、保湿剤の分子量の小さいものを使用するのも良いかもしれません。
セラミドなどが良いでしょう。
スキンケア・下地を塗るときのモロモロ改善方法3つ
スキンケアコスメや下地・ファンデーションを塗るときに出来るモロモロ対策として、いくつか注意点をご紹介していきます。毎日のメイクや保湿ケアの参考にしてみて下さいね!
①保湿するときは擦らず量を付けすぎない
化粧水や美容液・乳液・クリームなどの保湿スキンケアをするときは、擦らずに塗布することが大切です。柔らかなタッチでやさしくハンドプレスし、丁寧に塗っていきましょう!またコットンなどでの拭き取りを行う際には、横に滑らせずにぽんぽんとおさえるようにするのがベター。摩擦が起きないようにゆっくり行いましょう。
さらに量を付けすぎないことも大切です!各商品のパッケージ欄に明記されている量(100円玉大など)を守りましょう。これらを守るだけでもモロモロはかなり出にくくなりますよ!
②メイク前のスキンケアは1品ずつ時間を置いてから
擦らない・量を付けすぎないことも重要なポイントですが、もう一つ重要なのがスキンケアに時間をかけること。化粧水を塗った後は角層まで浸透してから次の美容液・乳液などへ進むのがおすすめです!肌表面から化粧水がなくなり、サラっとした質感になったと感じたら次へ進んでOK。同じように美容液を塗った後も数分待ってから次へ進みましょう!
③下地・ファンデーションはブラシやスポンジで塗る
メイク中に出来るモロモロ対策は、下地・ファンデーションなどをブラシやスポンジで塗ることです。ここでもできるだけ横に滑らせず、やさしく叩き込むようにして塗ると摩擦を減らすことが出来ますよ!指塗りやシリコンスポンジなどよりも均一な肌になりやすいので、仕上がりのレベルもワンランクアップするはず。
- 監修者東京八丁堀皮膚科・形成外科平山 真奈、望月 香奈
メイク前のしっかりケアで、化粧ノリの良い肌にすることができます。
そうして塗る量を控えることでモロモロ対策になります。
メイク中のモロモロ対策!おすすめメイクブラシ・スポンジ4選
メイク中のモロモロを防ぐのにおすすめのメイクブラシやスポンジをご紹介していきます。水あり・なし両用で使えるスポンジや、リキッドもパウダーも使える便利なブラシまで!ぜひチェックしてみて下さい。
おすすめ①『アンドビー』のメイクスポンジはしずく型で細かい部分にもフィット
メイク中に目元・鼻回りなどのモロモロが気になる方は、&be(アンドビー)の『ブラックスポンジ』を使ってみて。持ちやすいしずく型になっているから、先端のとがった部分で細かい部分も小回りが利くのが嬉しいポイント!水あり・水なしどちらでも使うことが出来るから、キレイに下地やファンデーションを塗ることが出来ますよ。
側面や底部分で頬など広いパーツへ叩き込むようにして塗れば、摩擦も軽減することが可能!とにかく柔らかく肌当たりも良いので、手放せないとの口コミも多数。メイクアップアーティスト河北裕介さん開発の商品だからこそ、機能性が追及されたアイテム。
やっぱりスポンジで仕上げるとベースメイク綺麗に作れるし、 余分なところを取ってくれるのでとても重宝しています☺️✨ この形がなんだかんだ1番塗りやすくて、 先がとがっているので便利です👍🏻✨
ありこ
おすすめ②水を含ませるとぷるんと大きく!『ロージーローザ』のメイクスポンジ
モロモロを出さずに均一肌を作りたい方におすすめなのが、ロージーローザの『ジェリータッチスポンジ ハウス型』。水を含ませると大きく膨らんで、ぷるんぷるんな質感に変化するんです!肌当たりがやわやかくなめらかなので、やさしく叩き込むだけで下地やファンデーションをムラなく塗ることが出来ちゃいます。
薄づきに仕上げることが可能だから、気になるモロモロも出にくくナチュラルなツヤ肌になれるんです。6個入りでコスパが528円(税込)とプチプラで購入可能なのも嬉しいポイント!洗い替えて惜しみなく使えるから衛生的に使えますね。
このスポンジは柔らかいので ファンデが剥げることなくムラなくツヤっと 綺麗に仕上がりました👏👏
みっちゃんママ
おすすめ③パウダー・リキッドどちらにも使える!『資生堂』のファンデーションブラシ
パウダー・リキッド・クリームとどんな質感の下地やファンデーションでも使えるのが、資生堂の『ファンデーションブラシ 131』。ドラッグストアも購入可能でプチプラで手に入るから、メイク初心者さんにもおすすめなんです!柔らかな肌当たりで毛の密度が高く、チクチク感がないのが嬉しいポイント。
下地やファンデーションを塗るときはやさしく肌へ押し付けるようにして塗ると、モロモロが出にくくなります!薄づきに仕上げれば崩れにくくもなり、良いことづくめ。また柄の長さもしっかりあるから持ちやすいのも人気の理由。ケース付きで外出時のお直し用にもぴったりです。
斜めカットされていて、密度高めのブラシでチクチクしないです。 大きさは、幅20mm×高さ118mm×奥行き20mmです。
Pommier🍎
おすすめ④『RMK』のファンデーションブラシは下地やリキッド系ファンデを塗るのにぴったり
なだらかな山型にカットされたRMK(アールエムケー)の『ファンデーションブラシ N』は、モロモロ対策におすすめなメイクブラシ。スキンケア後の下地やクリーム・リキッドなど液体系ファンデーションを塗る際に使用可能です!肌を擦らずやさしくおさえるように塗布すれば、均一な薄膜肌の完成。
ブラシの跡なども付きにくく、肌当たりが柔らかいからチクチクしにくいのも使いやすいポイント!PBT(ポリエチレンテレフタレート)の人工毛で作られているから、頻繁に洗浄してもOKです。斜めにカットされているので気になる小鼻や目元・口まわりなどの細かい部分にもフィットします!
手が汚れることもないですし、パパッと使えて断然ラク。 こちらを使うことで手で塗るよりも崩れにくく感じます。
めぐっちょ
丁寧なスキンケア・メイクでモロモロカスを防ごう
スキンケアやメイク中に出るモロモロとしたカスは、丁寧に保湿・ベースメイクをすることで防げることもあります。今回ご紹介した対策方法や原因などをもとに、自分のお肌と向き合ってみるのも良いかもしれません。
スキンケア方法やお肌のお悩みなどについては、こちらの記事もチェックして!
- 監修者東京八丁堀皮膚科・形成外科平山 真奈、望月 香奈
モロモロが出る時、気にしていたいことは使用しているパフやブラシが汚れていないか。メイク前のスキンケアを怠っていないかです。
たくさん塗らないとカバーできない毛穴などは美容皮膚科が助けになってくれます。お困りの際にはご相談ください。
この記事で紹介した商品
商品画像 | 商品情報 | 参考価格 | 評価 | ランキングIN | 特徴 | 商品リンク |
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&be &be ブラックスポンジ | 770円〜 |
| メイクアップグッズランキング第2位 | コーン型がとっても使いやすいです。やわらかくて肌触りが良い | 詳細を見る | |
ロージーローザ ジェリータッチスポンジ ハウス型 | 528円〜 |
| メイクスポンジ・パフランキング第8位 | 水で膨らみぷるぷる感触のメイクスポンジ。ハウス型なので鼻の際も塗りやすいです | 詳細を見る | |
SHISEIDO ファンデーションブラシ 131 | 1,980円〜 |
| メイクブラシランキング第35位 | 毛先が斜めカットになっていてお肌にしっかりフィット!ケース付きでコンパクトなので持ち歩きにも◎ | 詳細を見る | |
RMK ファンデーションブラシ N | 3,080円〜 |
| メイクブラシランキング第69位 | このブラシがすごいのは、塗り始めと塗り終わりの量が均一ということと、毛先の絶妙な丸み♡ | 詳細を見る |
このモロモロを、角質と勘違いして洗いすぎないよう気をつけましょう。