シャンプーって本当に必要?その役割と効果について
シャンプーの主な役割は、頭皮や毛髪に付着した汗・皮脂・スタイリング剤などの汚れを取ることです。シャンプーをしないと、毛穴に汚れがたまったままになってしまい、その汚れが酸化するとにおいの原因になったり、毛が抜けやすくなったりします。
一方で、洗いすぎると必要な皮脂まで洗い流されて頭皮の乾燥を引き起こしたり、余計に皮脂が出やすくなったりすることも。そのため、自分に合ったシャンプーを使うことが重要です。
頭皮をすこやかに保ちたい人、髪の毛にハリ・ツヤがほしい人は、まずシャンプーが自分に合っているか確認してみましょう。
頭皮・毛髪をすこやかに保つ!自分に合ったシャンプーの選び方
ここからは、シャンプーの選び方を解説します。肌質や髪の悩み、好みの仕上がりなど自分に合った選び方を押さえましょう。
ちなみに、LIPSユーザー1,167人に「何を重視して選ぶか」を聞いたところ、「仕上がり(サラサラ、ツルツル、まとまる)」を重視するという声が80.4%と最も多かったです。ついで「使用感(泡立ちやすさ、すすぎやすさ)」が36.9%、「香り」が34.3%でした。
理想の仕上がりを目指すためには、自分に合った成分が配合されていることが大切。以下の選び方を参考に選んでみてくださいね。
※LIPSユーザーを対象にしたアンケート集計期間:2024年3月13日(水)~3月20日(水) n=1,167
①まずは肌質に合わせて洗浄成分をチェックしよう
シャンプーにはさまざまな洗浄成分が配合されています。肌質に合わせて自分に合う洗浄成分が配合されているものを選びましょう。
乾燥肌や敏感肌ならアミノ酸系・ベタイン系
乾燥肌や敏感肌の人は、「アミノ酸系」や「ベタイン系」の洗浄成分をメインで使ったシャンプーがおすすめです。これらは、ほかの洗浄成分に比べて頭皮への刺激がおだやかで乾燥しにくいので、頭皮の乾燥が気になる人に適しています。
ちなみにベタイン系とアミノ酸系では、アミノ酸系のほうが洗浄力が高めです。暑い時期で汗が気になるけれど、頭皮の乾燥は防ぎたいという人はベタイン系よりも洗浄力が強いアミノ酸系のシャンプーを選ぶとよいでしょう。
そして敏感肌の人は、アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分かつ、シンプルな成分配合のシャンプーがおすすめです。敏感肌や乾燥肌向けのシャンプーのおすすめ人気ランキングは、以下の記事でチェック!
脂性肌ならオレフィン系・ラウレス系
脂性肌で頭皮のベタつきが気になる人には「オレフィン系」や「ラウレス系」の洗浄成分が配合されているシャンプーがおすすめです。これらの洗浄成分は、洗浄力が高く、さっぱり爽快感のある洗い上がりが特徴。とくに「オレフィン系」は泡立ちがよく、洗い心地もいいので使用感重視の人にも適しています。
汗をかきやすい人や夕方以降の頭皮のベタつきが気になる人は、以下のような成分が含まれた「オレフィン系」や「ラウレス系」の洗浄成分のシャンプーを選んでみてください。
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸アンモニウム
脂性肌向けシャンプーのおすすめ人気ランキングは、以下の記事でチェック!
敏感肌で化学物質や添加物が気になるなら石けん系
石けん系は、自然由来の油脂から作られた石けん素地を使用したシンプルな処方が特徴。植物由来の成分や化学物質に反応して肌トラブルを起こしてしまう人におすすめです。
一般的なシャンプーはさまざまな洗浄成分を組み合わせて作られているため、肌が敏感な人には刺激になることもあります。頭皮に刺激を感じやすい人は、以下のような石けん成分が配合されたシャンプーを選んでみてください。
- 石けん素地(カリ石けん素地)
- 石けん分(純石けん分)
- 脂肪酸ナトリウム
- 脂肪酸カリウム
ただし、石けん系のシャンプーは、人によっては髪のきしみが気になることがあります。また、カラー・パーマをしていて髪が傷んでいる人には向きません。
おすすめの石けん系シャンプーについては、以下の記事も参考にしてくださいね。
②髪質・悩みに合わせて他の成分も見てみよう
続いては、髪質や髪の悩みに合わせた選び方を紹介します。
ダメージや傷みが気になるなら毛髪補修成分・CMC類似成分入りを
髪のダメージや傷みが気になる人には、「毛髪補修成分」や「CMC類似成分」が配合されているシャンプーがおすすめです。
「毛髪補修成分」は、髪のまわりにくっついて、シャンプーに含まれる成分や水分が洗い流されてしまうのを防ぐ働きがあります。髪が傷んでスカスカになっている人は、この成分をチェックしてみて。
- ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン(羊毛)
- (加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー
「CMC類似成分」は、はがれそうなキューティクルをくっつけてツヤのある髪に仕上げる働きがあります。以下のような成分が配合されているかチェックしてみましょう。
- ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
- オレイン酸コレステリル
くせ毛や広がりが気になるなら保湿成分入りを
くせ毛や広がりが気になる人には、保湿成分が配合されているシャンプーがおすすめです。保湿成分が多く配合されていると髪の毛のボリュームが落ち着き、まとまりやすくなりますよ。
髪のまとまりがなく悩んでいるなら、成分表示の最初のほうに以下のような保湿成分が表記されているものを選びましょう。
- 植物オイル
- セラミド
- グリセリン
- ヒアルロン酸
以下の記事ではおすすめのボリュームダウンシャンプーを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
髪のボリューム不足に悩んでいるならノンシリコーンタイプを
髪のボリューム不足が気になる人は、ノンシリコーンタイプのシャンプーがおすすめです。
シリコーンには髪をコーティングして指通りをよくしたり、摩擦を軽減するといったメリットがあります。しかし、髪がコーティングされることでボリュームを抑えられるため、髪にボリュームがほしい人には不向き。ふんわり仕上がるノンシリコーンタイプのほうが適しています。
以下の記事では、おすすめのノンシリコーンシャンプーを紹介しているので、参考にしてください。
頭皮のにおいが気になるなら抗菌成分入りの医薬部外品を
頭皮のにおいが気になるなら抗菌成分が配合されている医薬部外品のシャンプーを選びましょう。頭皮のにおいは、シャンプーをしても落としきれなかったフケや皮脂をエサとして増殖する雑菌などが原因。抗菌成分が配合されているシャンプーは、これらの雑菌の繁殖を予防できます。
頭皮のにおいを予防したい人は、商品の成分表示を見て以下のような抗菌成分が配合されているものを選びましょう。
- サリチル酸
- ミコナゾール硝酸塩
- ピロクトンオラミン
かゆみやフケが気になるなら抗炎症成分入りを
かゆみやフケが気になるなら、抗炎症成分が配合されたシャンプーがおすすめです。フケやかゆみが出る原因のひとつとして、頭皮のターンオーバーの乱れが考えられます。
そこで注目したいのが、頭皮のバリア機能をサポートする働きがある抗炎症成分です。かゆみやフケが気になる人は、以下のような成分が配合された薬用シャンプーを選ぶとよいでしょう。
- カンゾウ根エキス
- アロエベラ液汁
- カンナビジオール
- 酢酸トコフェロール
カラーを維持したいなら、アルギニン配合のものやカラーシャンプーを試してみよう
きれいにカラーをしてもすぐに色落ちしてしまうという人やカラーを維持したい人には、アルギニン配合のシャンプーがおすすめです。アルギニンにはヘアカラーによってアルカリ性に傾いた髪を元の弱酸性に戻す働きがあり、カラーによるダメージを抑えられます。また、カラー後の髪はダメージを受けているため、マイルドな洗浄力のアミノ酸系の洗浄成分のものがよいでしょう。
褪色しやすいカラーやハイトーンカラーなどをしている場合は、週に2〜3回ほどカラーシャンプーを使うと色持ちがよくなります。カラーシャンプーとは、染料が含まれたシャンプーのこと。維持したい髪色に合った色のものを選んで使うと、褪色を抑えたり、黄み・赤みを抑えたりできます。
以下の記事では、おすすめのカラーシャンプーや使い方を紹介しているので、参考にしてください。
③さらにこだわりたいならサロンシャンプーもおすすめ
さらにシャンプーにこだわりたいなら、サロンシャンプーがおすすめです。サロンシャンプーは、美容院などのヘアサロンで販売されているシャンプーで、サロン帰りの髪をキープするために作られたプロ仕様のもの。
手軽に購入できる市販品と比べ、高価な保湿・補修成分が配合されている傾向にあり、それぞれの髪の悩みにアプローチできるものが多いのが魅力です。
サロンシャンプーについては、以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。
④リラックスタイムを楽しみたいなら香りにも注目して
シャンプーは毎日使うものだからこそ香り選びも重要です。自分の好みに合った香りのものを選んでみてください。
- フローラル系:甘く華やかな香り
- シトラス系:フレッシュで爽やかな香り
- ハーブ系:爽快感のあるすっきりした香り
- フルーツ系:甘酸っぱくみずみずしい香り
汗のにおいが気になる季節には、ハーブ系やシトラス系などさっぱりした香りがおすすめです。さらにすっきり感を味わいたいなら、スーッとするメントール成分が配合されたものを選んでみてくださいね。
正しいシャンプーのやり方・洗い方は?
頭皮を健やかに保つためには、ただシャンプーするだけではなく洗い方も重要です。ここでは、正しいシャンプーのやり方を紹介します。
- お湯でしっかり予洗いをする。
- シャンプーをしっかり泡立てる。
- 頭皮をもむようにして洗う。
- 流し残しがないようしっかり流す。
- ドライヤーでしっかり乾かす。
シャンプーをつけて洗う前にお湯でしっかり予洗いすると、髪に付着したホコリなどが取れてシャンプーで汚れを落としやすくなります。シャンプーはそのまま頭につけるのではなく、しっかり泡立ててから使うと◎。
また、髪は濡れたままの状態にしておくと傷む原因になるので、洗い終えたらなるべく早くドライヤーでしっかり乾かしましょう。
正しいシャンプーのやり方については、こちらの記事も参考にしてください。
シャンプーに関するよくある疑問
シャンプーに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
シャンプーの正しい頻度は?
基本的に、シャンプーは1日1回が目安です。何日も洗わない日が続くとベタつきやフケの原因になったり、反対に1日に何度もシャンプーをすると頭皮のトラブルにつながったりすることがあります。
LIPSユーザーの大多数は1日1回洗髪&予洗いしていた!
LIPSユーザー1,167名に調査したところ、シャンプーを使った洗髪の頻度は「毎日1回」が77.8%と最も多い回答でした。続いて「1日おき」が10.5%、3番目が「毎日3回以上」で6.9%、4番目が「毎日2回」で2.8%、5番目が「週に1、2回」で2.0%という結果に。大多数の人が1日1回の頻度で洗髪していることがわかりました。
さらに、予洗いをしているかどうかも聞いたところ、なんと91.7%もの人が「予洗いをしている」と回答。シャンプー前のひと手間である予洗いをきちんとしていることから、ヘアケアへの意識の高さを伺えますね。
※LIPSユーザーを対象にしたアンケート集計期間:2024年3月13日(水)~3月20日(水) n=1,167
パーマ後はいつからシャンプーしていいの?
パーマ後すぐにシャンプーをしてしまうと、パーマがとれる原因になってしまうので、最低でも24時間はシャンプーを控えましょう。また、ドライヤー時はカールを整えながら乾かすようにすると、パーマが長持ちしやすくなりますよ。
シリコーンは良くないって本当?
シリコーンは髪をコーティングして指通りをよくしたり、摩擦を軽減したりする成分なので、髪に良くないというわけではありません。
しかし、シリコーン入りのものはしっとり仕上がるので、ボリュームを出しにくい傾向にあります。そのため、パーマを頻繁にする人はノンシリコーンタイプのほうがおすすめです。
以下の記事では、ノンシリコンシャンプーのメリット・デメリットについて紹介しているので、参考にしてください。
メンズ向きのシャンプーはどんなもの?
メンズ向けのシャンプーは、男性特有の悩みに合わせて作られているシャンプーです。男性の頭皮は女性に比べて2~3倍の皮脂分泌がありベタつきやすいうえ、スタイリング剤も使用するのでしっかり洗う必要があります。
そのため、メンズ向けのシャンプーは洗浄力が高くすっきり洗えるものが多いです。商品によってはスーッと爽快感があるもの、頭皮のにおい・ペタンコ髪・コシのなさ・髪のハリやボリューム低下など、お悩みをケアする成分が配合されているものもあります。
おすすめのメンズ向けのシャンプーについては、以下の記事をチェック!
さらに美髪を目指すなら、他の人気ヘアケアアイテムもチェック!
自分に合うシャンプーを使ってさらに美髪を目指したいなら、ほかのヘアケアアイテムも自分に合うものを使ってみましょう。以下の記事ではLIPSユーザーさんおすすめの商品を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
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