アイシャドウの魅力とは?
アイシャドウは、まぶたに色を付けることで目元を際立て、印象付けるのに役立つアイテム。何も付けていないときよりも、洗練された華やかな印象を演出できます。色の濃淡でまぶたにグラデーションを作ることで、目元に陰影が出て立体感や奥行きのある印象的な目元に。
さらに、アイシャドウを塗る位置や範囲によって、目の横幅や縦幅を広く見せたり、下まぶたに塗ることで涙袋を作り出してキュートな目元に見せたりと、使い方次第で理想の目の形に近づけることもできます。
監修者 アイシャドウは、目の形や大きさを変化させられることに加えて小顔効果も期待できます。また、色選びによっては、血色感がアップしたりファッションとのバランスがとれたりと、顔だけでなく全体の印象アップにつながるアイテムですよ。
【LIPS調査】2024年春の新作はちょっぴり個性的なカラーが多め
2024年春の新色アイシャドウは、グリーン・パープル・ブルーといったちょっぴり個性的なカラーが注目です。2023年は肌なじみのよい「ミュートカラー」や「スキンカラー」と呼ばれる淡いカラーが多く見られましたが、そこから一変し、遊び心を感じるカラーのアイテムが多く販売されています。
上級者向けで難しそうと感じるカラーではありますが、彩度が控えめで少しくすみ感のあるものが多いため、浮きにくいといった特徴も。いつものアイメイクに飽きてしまった人や、今っぽいトレンドメイクにチャレンジしてみたい人はぜひ試してみて♡
2024年のメイクトレンドの詳細は「【LIPS labo】トレンドの変化が見えた!新色コスメからネクストブレイクを予想【2024年3月1号】」で公開しています!
監修者 今年特に注目のアイシャドウパレットは、肌なじみのよいカラーに1色だけポンと強めの色が入っているアイテムです。昨年人気だったスキンカラーの傾向を継承しつつ、今年らしい遊び心のあるカラーが加わっているのでチャレンジしやすいと思います!
理想の目元が作れる!自分に合ったアイシャドウの選び方
数えきれないほどのアイテムがあるアイシャドウのなかから自分に合ったものを見つけるために、選び方のポイントを押さえておきましょう。
①仕上がりに合わせてテクスチャーを選ぼう
アイシャドウにはさまざまなテクスチャーがあり、大きくはパウダー・クリーム・リキッドの3つに分けられます。それぞれ仕上がりの質感や発色が異なるので、好みやなりたいイメージに合わせて選びましょう。
いろいろなカラー・質感を楽しみたいなら「パウダー」タイプ
もっともベーシックなタイプといっても過言ではないパウダーアイシャドウ。展開が豊富で、色はもちろんパールやラメ、マットなどさまざまなテクスチャーが楽しめるのが魅力です。
単色だけでなく2色以上のカラーが組み合わさった多色パレットもあるので、グラデーションを作りたい人や、シーンやファッションに合わせて使い分けたい人にもおすすめ。ムラになりにくく手軽に塗れるので、初心者~上級者まで誰でも使いやすいですよ。
ツヤのある目元を作りたいなら「クリーム」タイプ
こっくりとした質感が特徴的なクリームアイシャドウは、しっとりと濡れたようなツヤ感が出るものが多く展開されています。1色だけで簡単に濃淡が付けられるので、メイク初心者さんも使いやすいタイプです。
また、保湿成分がたっぷり配合されたものも多く、目元が乾燥してアイメイクが崩れやすい人にもおすすめ。パウダーアイシャドウの下地として使うことで、メイクを長持ちさせることもできます。クリームアイシャドウについてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
みずみずしさを演出したいなら「リキッド」タイプ
液体に近いテクスチャーで肌にすっとなじむリキッドタイプのアイシャドウは、高い密着力とみずみずしい仕上がりが特徴です。少量でしっかりと発色するので、色味を重視する人におすすめ。さらに、密着力があるため大きなラメも落ちにくく、きらめく目元を演出したい人にぴったりです。
リキッドタイプのほとんどはチップ付きのボトルタイプで、持ち運びやすく、外出先でも手軽に使えます。水分量が多いので、乾燥が気になる人も使いやすいですよ。
監修者 さまざまな色や質感を試したいなら、パウダーがおすすめ。クリームやリキッドは単色で使うだけでなく、アイシャドウベースとしても使えるので想像以上に役に立ちますよ。
②パレットor単色?重視するポイントに合わせてチョイス
アイシャドウはパレットと単色のどちらも一般的ですが、色選びが苦手な人や初心者におすすめなのはパレットタイプ。グラデーションが作りやすい配色になっているものが多く、簡単におしゃれな目元に仕上がります。複数の色やテクスチャーがセットになっているので、気分に合わせて組み合わせを楽しめるのも魅力ですね。
単色アイシャドウは、好みの1色だけを選べるのが最大のメリット。モードでこなれ感のあるメイクをするなら、単色使いがおすすめです。また、パレットだと、ベースカラーだけを先に使い切ってしまう場合もあるので、単色で持っておく人も少なくありません。
④カラー選びに迷ったら、パーソナルカラーをチェック!
左:@ayaka1220/右:@sakurachan1225
たくさんの色があってどれを選んだらいいか分からないという人は、パーソナルカラーを参考にするのもひとつの方法です。大きくは黄みがかった肌色の「イエベ(イエローベース)」と青みがかった肌色の「ブルベ(ブルーベース)」に分けられ、それぞれ似合う色の傾向があります。
パーソナルカラー別の似合いやすい色- イエベ肌:オレンジ系、ブラウン系などあたたかみを感じる色
- ブルベ肌:パープル系、グレー系など青みがかった色
自分のパーソナルカラーがどれなのか、判断に迷う人はサロンなどでプロに見てもらうのもおすすめ。LIPSのスマホアプリで手軽に無料で診断することもできますよ。
監修者 自分のパーソナルカラーを知らなくても、なんとなく自分の経験値で似合う色をセレクトできている人は多いですよ。ほかにも、髪色や持っている洋服の色からアイシャドウの色を選ぶ方法もあります。友達から褒められた色は覚えておいてくださいね!
⑤【年代別】似合うアイシャドウのポイントをチェック
年齢によっても、似合うアイシャドウの傾向が異なります。自分の年齢に合ったタイプのアイシャドウを選んで、より魅力的な目元を目指しましょう。
10代はキュートで華やかなカラーをチョイス
なんといっても若々しさが魅力の10代は、ベージュ・イエロー・ピンクといった上品で華やかな色がおすすめ。目元のメイクを濃くしてしまうと、せっかくのフレッシュさが損なわれてしまうことがあるので注意しましょう。
ブランドは、ピュアなカラーがラインナップされているキャンメイク・KATE・ジルスチュアート・ロムアンドなどがおすすめです!
20代はナチュラルな仕上がりを意識して
フレッシュさと大人っぽさが共存する20代は、淡い発色のブラウン系やピンクなどナチュラルに仕上がるカラーがおすすめです。エクセル・オーブ・アディクション・ルナソルなどのブランドが、ナチュラルな色のバリエーションが豊富に展開されていて選びやすいですよ。
ブラウン系やピンクはベーシックな色なので、質感にもこだわって選ぶと魅力が増します。なかでもクリームタイプは自然なツヤ感が生まれ、ほどよい大人っぽさをプラスできます。
30代~40代は顔色がパッと明るく見えるカラーがぴったり
肌が変化する30代~40代は、ピンクベージュやオレンジベージュなど、血色感があって顔色が明るく見える色を意識してみてください。パール入りのものを使うと、光でまぶたのくすみをカバーする効果も期待できます。セザンヌ・ディオール・SUQQU・コスメデコルテなど、繊細なグラデーションやパールが魅力のブランドをチェックしましょう。
目元の乾燥が気になり始めたら、クリームやリキッドのように水分や保湿成分が多く含まれたアイシャドウを選ぶのもおすすめです。肌をケアするだけでなく、乾燥によるメイク崩れを防ぐこともできます。
監修者 10代、20代前半は特にカラーや質感にこだわらず、さまざまなアイシャドウに挑戦してみてください!30代以降はカラーも大事ですが、質感も同じぐらい重要な要素になってきます。
⑥目の形に似合うポイントも確認しておこう
一重・奥二重・二重と、目の形によっても似合うアイシャドウは違ってきます。ポイントを押さえることで、個性を生かしながら魅力をさらにアップさせましょう。
一重さんは深めカラーで引き締めてすっきりアイに
一重は切れ長な目元が魅力的な反面、アイシャドウによってはまぶたが重く見えてしまうことも。目元に立体感を出すブラウンやベージュ系のカラーを選ぶのがおすすめです。ダークブラウンなど深めのカラーを目のキワに入れると、引き締まってすっきりとした目元に仕上がります。
淡い白やピンクなどの膨張色は、まぶたが重く見えやすいので避けるのが無難。濃い締め色の入ったパレットを選ぶと立体的なアイメイクがしやすくなります。
奥二重さんはラメ・パール入りで立体感をプラス
二重と同じ感覚でアイシャドウを塗ると、ほとんどまぶたで隠れてしまう奥二重さんは、ラメやパールの入ったベージュ系のアイシャドウで立体感を出すのがおすすめ。光の効果でメリハリのある目元を演出できます。二重幅を強調するために暗いカラーをのせてしまうのは逆効果。二重がつぶれて腫れぼったく見えてしまうので、細く入れるなどの工夫が必要です。
また、奥二重は二重部分の動きが多く、アイシャドウのヨレが気になりやすいのも気を付けるべきポイント。ヨレにくいパウダーや密着度の高いリキッドタイプがおすすめです。奥二重さん向けのアイシャドウは、こちらの記事でも詳しく解説しています。
二重さんはどんなカラーでも似合いやすいが、塗り方に注意
くっきりとした目元が印象的な二重さんは、比較的どの色も似合いやすいタイプ。さらに魅力的に見せるなら、二重幅を生かして多色パレットなどでグラデーションを作るのがおすすめです。
ただし、何でも似合いやすいからと濃いカラーを二重幅にしっかり入れてしまうと、もともとの目元の印象をさらに強調してキツい印象を与えかねません。濃いカラーは目のキワに細く入れてぼかすことで、うまくなじませましょう。
監修者 まずは、自分がなりたい目元のイメージを持つことが大事です。また、マスカラやアイライナーを使うことも考えてアイシャドウを塗るようにしましょう。
【ツール別】アイシャドウの塗り方のポイント
上:@_kaede/中:@omochi__cosme/下:@lily_oo
アイシャドウの種類だけでなく、使うツールによっても発色や仕上がりが変わってきます。それぞれの特徴は次の通りです。
ツール別の特徴- ブラシ:広範囲に塗りやすく、ふんわり仕上がる
- チップ:狙った範囲にしっかり発色させられる
- 指:手軽に塗れて、ラフな仕上がりになる
ブラシは手の甲やティッシュで余分な粉やリキッドを軽く落とすときれいな仕上がりに。チップは色付く範囲が分かりやすく、見たままの発色に仕上がるので初心者にもおすすめです。
指は繊細に仕上げるのは難しいですが、抜け感のある印象に仕上げたり、ラメやパールを自然にプラスしたりといった用途にぴったり。色ごとに使う指を変えると、色が混ざらずに塗れますよ。キワに塗りたいときは小指の先を使ってみて♪
監修者 指を使って塗るときは注意が必要です。意外と指には汚れや油分が残っているので、メイク持ちが悪くなりがち。また、パウダーシャドウの場合は製品そのものを汚し、酸化を進めてしまう恐れもあります。
アイシャドウに関するよくある疑問
アイシャドウに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
プチプラとデパコスのアイシャドウに違いってあるの?
数年前までは、デパコスは高品質でプチプラはそれなりというイメージがありましたが、近年はプチプラでもクオリティの高いものが多く登場しており、大きな差はなくなってきています。仕上がりや使用感の好み、求める機能などで選ぶのがおすすめです。
大きな違いは、プチプラはセルフ購入なのに対して、デパコスはカウンターが設けられているという点。プロのアドバイスを受けながら自分に似合うアイシャドウを選ぶことができます。
また、デパコスのほうが比較的発色がよく、パッケージに高級感があるので、特別な1点やプレゼントにも向いています。プチプラはお手頃なので新しい色を試しやすく、トレンドカラーにも気兼ねなく挑戦できます。デパコスとプチプラの違いについて、気になる人はこちらの記事も読んでみてください。
アイシャドウの使用期限はどれくらい?
開封後のアイシャドウは、3か月~1年以内に使い切るのが目安です。未開封の場合は、保管状況によるものの使用期限の記載がない場合、買ってから3年以内であれば使用できます。ただし、デリケートな目元に使うアイテムなので、違和感を覚えたらすぐに使用を中止し、古いものを使い続けるのは控えましょう。
また、ブラシやチップもそのまま使い続けると、酸化したコスメや汗などが肌に刺激を与えてしまうことも。こまめに洗って清潔に保つことが重要です。メイクツールのお手入れ方法は、以下の記事でチェックしましょう。
アイシャドウが落ちない方法ってある?
せっかくきれいに塗ったアイシャドウが、気付いたらヨレたり二重の溝にたまったり…そんなメイク崩れを防ぐには、乾燥・過剰な油分・摩擦を抑える対策がおすすめです。
アイシャドウが崩れるのを防ぐ方法- メイク前にスキンケアで保湿する
- まぶたに残った余分なスキンケアをティッシュオフする
- アイシャドウを塗る前にコンタクトレンズを装着する
- ビューラーをまぶたに押し付けすぎない
- 仕上げにフェイスパウダーをのせて油分を抑える
- メイク後は目元を触らない
さらに、アイシャドウの前にアイシャドウベースを塗って密着度を高める方法も。こちらの記事で、アイシャドウの仕上がりをよくするアイシャドウベースを紹介しています。
監修者 アイシャドウは一度にまとめて塗るのではなく、少しずつ重ねていく方法が持ちがアップしますよ。
素敵な目元を叶えてくれる、ほかの人気アイメイクアイテムもチェック!
理想の目元を目指すなら、アイシャドウだけでなくアイライナー、マスカラといったコスメにもこだわってみては?以下の記事ではLIPSユーザーさんがおすすめする人気商品を紹介しているので、あわせてチェックしてくださいね。
アイシャドウは、目の形や大きさを変化させられることに加えて小顔効果も期待できます。また、色選びによっては、血色感がアップしたりファッションとのバランスがとれたりと、顔だけでなく全体の印象アップにつながるアイテムですよ。